最後の手紙 【完】

○ ページ4

.










「そーいやさ、今日なんかの日だった気がする」


JK「なんかの日？」


「そそ。誰かの誕生日」









突然変なことをいいだした隣の同僚。



そりゃー誰かが誕生日なのは当たり前じゃね？笑












「あ、そうそうグク」


JK「ん？」




「最近彼女とどんな感じ？」


JK「....それ聞いちゃう？」


「聞いちゃう」










まじかよ。


あいつの話とかしたくねーっつーの。













JK「喋らないし、ご飯も一緒に食べない」


「え。まじ？あんな仲良かったのに」


JK「前はな。前は」






「.....なんかあったの？」













なんかあった、....ねぇ。















JK「ただたんに冷めちゃったんじゃない？」


「うわ、ないわ」


JK「そんな顔すんなって」





「でも別れてないんだろ？」


JK「......まぁ」













なんで別れねーんだよっ、て隣のやつ。








確かに自分でも思うけど、



















本音は、









まだAから離れきれないだけ。























なんて言えるわけでもなく、










JK「あいつが離れたくないらしい」


「えぇ」











また俺はAのせいにする。


















JK「仕事もどろ」


「おん」


























9月1日


午後13:50








.

◎→←○

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す