美しき紅一点 (ページ29)

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おっとやばいんじゃ？ページ29

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ホテルから徒歩3分のとこにあるコンビニに来た私。

なーんか久々だな。

こうやって福岡の街歩くの。

「いらっしゃいませー」

コンビニの中には、

1人のミント色の髪の毛の男がいるだけだった。

あと店員。

「みっかんぜりー」

日本語でみかんゼリーなんて歌いながら

のりのりでスイーツコーナーにいったら、

ガシッと腕を掴まれた。

えっ、えっ、？

コンビニ入ってそうそうだれかにバレた感じ？

やべぇんじゃね？

なんて脳が警報を鳴らしている。

「あのっ、」

「ｯ、.......はいっ？」

「もしかして、Aさんですか？」

「いっ、....ち、違いますっ！」

なんでバレた！？

フード被ってるよ！？

マスクもしてるよ！？

「いや、そうですよね？」

「違います」←

「俺、大ファンなんです！！握手してください！」

ガン無視かこいつ！！

あぁ、もう！

握手したらさっさと去ってよね！！

くるっ、と振り向くと、

「ほらやっぱり！」

「ちょちょ、大声ださないでっ！」

なかなかの美男子がいた。

「握手！してください！」

「は、はい.........」

ギュッ、と手を握ると、

「油断したな」

「えｯ？.....うわ！ちょっと！？」

グイッと腰を寄せて、

みみもとでささやいたそいつ。

「本物とかレアじゃん？持ち帰っていいだろ？」

「.....なに言って、ｯ、...!!!!!」

「まぁそう焦んなって」

「ならその手を離そうか」

「いやだ。逃げるでしょ？」

逃げます。←

当たり前でしょうよ。

「明日、ステージに立てなくなるまでお前の体、愛してやるよ」

「いやです」←

気持ち悪っ

グイグイっと腕をひっぱって、

コンビニの出口へと連れていかれる。

さすがにたすけてと叫んだら、

大騒ぎになるだろう。

だって私、BTSだしぃ？←

メンバーにも迷惑がかかってしまう。

あぁ、ほんとにどうしよう！！

「おい」

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