ゼロノスカード4 ページ15
「モモさん！？なんで！？」
侑斗の腕の中からモモタロスに抗議するA
それを無視してモモタロスは侑斗に叫ぶ
「そいつ“護衛”に連れてけ！貸してやるよ！」
「はぁ！？お前何言っ…ッ」
「連れてけ！！」
モモタロスの意図に気付いた侑斗はAを抱いたまま、踵を返し走り出した
侑斗とAを見送ると、モモタロスはガシガシと頭を掻く
「ちっ…なんか今日はかゆくなることばかりしてんなぁ」
「いいじゃない、たまには。
それにAも、ここにいるよりは危険じゃないしね」
「…気付いてたのか？」
「まぁ、一応？Aに無駄なケガ、させるワケにはいかないからね」
「違ぇねぇ」
ニヤリと笑うと、立ち上がったイマジンと対峙する
「へっ、昨日はうちの小僧が世話になったな。だが俺は同じようなワケにはいかないぜ！変身！！」
モモタロスはソードフォームへと変身すると、デネブと共にイマジンに立ち向かう
「叩けるモンなら叩いてみろ！行くぜ行くぜ行くぜーっ！！」
侑斗はAを抱いたまま、愛理が捕らえられている部屋へと走る
「＿＿ちょっと！！侑斗！降ろしてください！」
「うるせー！この方が早いんだよ！」
Aは腕の中で暴れるも、侑斗にしっかりと抱かれているため身動きがとれない
「モモさんもモモさんですよ！人を物みたいに投げて！」
「アイツなりの気遣いだろ。
それよりA！お前なんで俺にまで敬語で話すようになってんだよ！気持ち悪いだろ！？」
「ケジメですよケジメ！ほっといてください！
っていうか、本当に下ろして！なんで人の婚約者の元に行くのに抱かれて行かなきゃいけないんですか！？」
その言葉に侑斗の足がピタリと止まる
突然止まった事を不審に思い侑斗の顔を覗き込むと、複雑そうな表情をした侑斗と目が合った
「…侑斗？」
「いや……何でもない。ここだ」
その声に視線の方を見ると、古ぼけたドアのある部屋の前
侑斗はAを下ろすとドアノブに手をかけるが、鍵がかかっているのか開けることは出来ない
「蹴破るしかないか」
「早く行ってあげてください。私はここで他の敵が来ないか見張ってますから」
ドアとの距離を取り、フーッと長い息を吐く
ドアに向かう直前、侑斗はAに声をかけた
「終わったら話せよ。その話し方にした理由」
「…気が向いたら考えときます」
「ったく…素直じゃねーなぁ」
呆れたようにため息をつくと、蹴破るべく一歩を踏み出した
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茉南(プロフ) - はくさん» いつも読んでいただきありがとうございます(^^)ドキドキしてもらえるなんて…その言葉がすごく嬉しいです！これからの展開を書くのが私自身もとても楽しみなので、これからもよろしくお願いします！ (2020年1月23日 0時) (
レス) id: a9242dc9a9 (このIDを非表示/違反報告)
はく - 初めまして！いつも読ませてもらってます！とても面白くて毎回毎回ドキドキしながらどんな展開になるんだろう？と思いながら読ませてもらってます！これからも更新頑張ってください！楽しみにしてます！ (2020年1月22日 22時) (レス) id: 4d0b20ffc1 (このIDを非表示/違反報告)
茉南(プロフ) - 夢見る雀さん» いつも読んでいただきありがとうございます！そう言っていただけるのが励みになります！これからもよろしくおねがいします(^^) (2020年1月20日 11時) (レス) id: a9242dc9a9 (このIDを非表示/違反報告)
夢見る雀(プロフ) - ちょっと遅れましたが、続編おめでとうございます！これからも更新頑張ってください！応援してます！ (2020年1月20日 1時) (レス) id: fa272da316 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茉南 | 作成日時：2020年1月14日 1時
