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arside
わからなかった...何で自分があんなこと言ってしまったのか...
正確にはなんて言ったかもあまり記憶にない....
でも、いつも優しいいのちゃんがあんなに泣いて怒る事を俺はしてしまったんだ
君を傷つけた...
「大ちゃん....
自分の中で考えてよくない方にいってない？
話してみてよ...
いのちゃんと何があったか」
ひかが優しく聞いてくれる
俺は少しずつ数時間前の出来事を話していった
「う〜ん...大ちゃんはさ...いのちゃんと山田が付き合ってるって聞いてどう思ったの？」
話を聞いたひかは少し考えた後、俺が答えやすいように質問してきた
「ビックリして...何も考えられなくて...」
「じゃあ正直に答えてよ...嬉しかった？嫌だった？」
それは....
「...........」
「ここで綺麗事言っても解決しないよ...」
「....いやだった」
俺ってこんなに嫌なやつだっけ...
ひかの質問は続く
「何が嫌だった？
男と付き合ってること？
山田と付き合ってること？」
「....
山田と付き合ってること」
「どうして？」
どうして...
「......山田といのちゃん......が最近急に仲良くて...今まで俺がいた場所を山田に取られた気がした。
夏休みも.....俺とは一度も遊んで....くれなかったのに山田とは遊んでて....」
ひかの質問で心のモヤモヤが少しずつ涙と一緒に言葉になって出ていく。
俺ってこんなこと考えてたんだ...
”おはよう 今日も好きだよ♪”
”大ちゃんおはよ。好きだよ♡”
”大ちゃん、大好きだよ”
毎朝ニコッと笑って好きと言ってくれた君の顔が蘇る
「いのちゃんが.....うっ....いつも俺に言ってくれてた言葉を...山田に言ってると思ったら嫌だった」
涙を拭いながら思った事を言葉にしていく
「いのちゃんはあんなにモテるし....可愛い女の子と付き合うと思ってた....
だって男でいいなら俺だって」
........っ！
きみの隣にいられるって...
「........」
「だいちゃん。
それは嫉妬だよ....
山田にヤキモチ妬いてる
それでひどいこと言っちゃったのか...」
「やきもち....」
「いのちゃんの事が好きなんだね」
静かな優しい声でひかがそう言った
あ.....そっか...
おれ...
ひかの言葉がスッと自分の中に入ってきて、分からなかった自分の一部を埋めてくれた気がした。
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作者名：みー
| 作成日時：2017年3月24日 15時
