君の隣で (ページ6)

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arside

「おはよ」

「おはよ～だいちゃん。今日も好きだよ♡」

「ありがと～」

昨日は結局はぐらかされて終わっちゃった...
頑なに彼女作らないってことは好きな人でもいるのかな...

でもそんな素振り見たことないし...

「何か悩み事～？」

いのちゃんが心配そうに覗き込んでくる

「いのちゃんって好きな人いんの？」

そう聞くとキョトンとした顔して何か考えた後
はぁ～とため息をつくいのちゃん...

「あのね～人生恋や愛だけじゃないんだよ！大ちゃんの頭ん中その事しかねぇの？女子かよ！
俺たち来年は受験生だよ。大ちゃん進路の事ちゃんと考えてるの？
今から計画的に勉強しとかないと行きたい大学いけねーぞ！
だいたい大ちゃんは～......」

あっ...やべーやべーいのちゃんの変なスイッチ押しちゃった汗
こうなったらヤツは面倒臭いぞ...
受験なんてまだ一年も先じゃん...

「.....～推薦で行くなら内申だって大事だしって大ちゃん聞いてるの⁉」

「はい！聞いてます」

早く学校着かね～かな..

いのちゃんのいのちゃんによる説教を受けながら、雨上がりの湿った学校までの道のりを若干速歩きで歩いて行った。