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arside
明日は学校休みだからいのちゃんと朝までゲーム大会♪
バイトを終わらしたいのちゃんと一緒に飯食って順番に風呂入って俺の部屋に籠る。
外からはザーッと雨の音が響いている
「いのちゃんはもう行きたい大学とか決まってんの?」
ゲームしながらなんとなく頭に浮かんで来たことを聞いてみる。
やぶくんも悩んでる感じだったし、俺もそろそろ進路考えなきゃいけないのかな〜
「だいたい決まってるよ。
受かるかどうかは別だけど...」
「そっか〜...ちなみにどこ?」
「まだナイショ♡」
「え〜....けちぃ」
いのちゃん頭良いしいいとこ行くんだろうなぁ...
そうなったら学校別々になるのか...
知らない友達の中で笑ってるいのちゃんを想像してなんだか少し寂しい気持ちになった。
「大ちゃんなんか飲みたい〜」
いのちゃんに言われてゲームを停めて立ち上がる。飲み物ついでに冷蔵庫を物色してると美味しそうなプリンを発見!
勝手に食べたらかーちゃん怒るかな〜...
まぁいのちゃん一緒だからいっか♪
お茶とプリンを2つ持って部屋に戻ろうとすると外がピカッと光った
雷?って思ってるそばから
ドドンガシャーン‼
と物凄い音がして一瞬ビクッてなった!
「ひゃあっっ‼」
俺の部屋からいのちゃんの叫び声が聞こえてきた。あれどっか落ちたな〜って言いながら部屋に入ると頭を抱えたいのちゃんがプルプル震えてる。
そういえばいのちゃん雷苦手だっけ...
「もぉ〜大丈夫?」
座ってゆっくり背中をさすってやるとまたピカッと光りけたたましい音が鳴り響く
ビクッとしていのちゃんが俺に抱きついてきたからギュッて抱きしめる。
「大丈夫だから...俺いるから...」
昔もこんなことあったな〜なんて思い返しているといのちゃんの早い鼓動が伝わってくる。
よっぽど怖いんだな...
それから雷が遠くに行くまでずっと抱きしめて背中をポンポンしてたら規則正しい寝息が聞こえてきた。
「いのちゃん?寝ちゃったの?」
聞いても返答はない。
見ると口を半開きにして寝てる。
それでもいのちゃんの寝顔は美しかった
「まつ毛なが〜...肌ツルツルだな...
お疲れ様」
至近距離で見てたら無駄に○キドキしてきた!
いのちゃん相手に何してんだか...
俺も末期だな...
いろいろ反省しつつもその寝顔から目が離せず見てたらいつの間にか俺も夢の中にいた。
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作者名:みー | 作成日時:2017年3月6日 20時