玉の夢の中 11 ページ42
玉のSide
玉「宮田先輩」
宮「お、やっぱり絡まれてた子だよね？」
あ、やっぱり絡まれてた子のなんだ
二「おぉこの人が宮田先輩？」
千「いつもいつもうちの玉がお世話になってます〜」
玉「ちょっお前ら下がれよ」
ドカドカと俺の前に立って宮田先輩を見る二階堂と
奥さんみたいに挨拶する千賀
どこの母親だよ
宮「あ、あはは
それで誰にようなの？」
苦笑で流す宮田先輩
玉「え、えっと〜」
宮「あ、焼きそばパンのこと？いいよ
食べなよ笑」
なんて言おうか迷ってたとき宮田先輩は俺が持ってた焼きそばパンに気づいたのか笑いながら言った
玉「あの！あとこの間助けてくれたときの水...
こんなかかってなかったので…」
少し片言になって恥ずかしいけど言葉で伝わらない分お釣りと焼きそばパンを差し出す
宮田先輩はいいよいいよって受け取らない
宮「あ、そうだ」
なにか思い出したように宮田先輩はポケットを漁る
宮「携帯出して〜」
頷いて携帯出すと触ってもいい〜？
と慣れた手つきで操作する
宮「アドレス追加しといたから」
玉「え？」
予想外の言葉が出たからポカンってしちゃう
宮「え？あ、もしかして嫌だった？
そうだよねぇこんなオタクのアドレスなんていらないよね」
あははって笑う宮田先輩
玉「いや、全然嬉しいです」
全然というよりものすごく嬉しい
宮「そっかよかった笑じゃあね」
笑いながらクラスに戻った宮田先輩
二「よかったなぁ笑笑」
冷やかしてる二階堂を気にせずそのまま立っていた
思えばこの時から俺は宮田の虜だったのかな
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作者名：ふらわぁ | 作成日時：2018年2月24日 21時
