玉のストーカー 5 ページ25
ガヤSide
それは突然の電話だった
玉「もしもし？がや？？」
泣きそうな声の玉
何かあったんだ
藤「何かあったのか？」
「うん。今から家行くね」
口調はいつもと一緒だけど明らかに落ち込んでる
宮田絡みだな
玉は基本宮田のこと以外に泣かないし
藤「買っとくか」
きっと玉は泊まっていくからビールと食材
たまが来る前に買っときたいから
早めにスーパーに行った
えっと金麦でいいかな？2パック必要？
念のため買っとこ
あ、あと卵と...
あぁ〜ギリギリ間に合った
あとは来るの待つだけ
ピーンポーン
藤「いらっしゃい」
玉「お邪魔します」
あくまで平然を装うけどちょっとだけ赤いたまの目を見ると心が痛くなる
藤「なんか食べたいものある？」
このままじゃ俺も泣きそうだったし
食べたいものを聞いた
玉は珍しく即答でお肉！と元気よく答えた
それは空元気なのも分かるけど笑っちゃう
玉にちょっと待ってもらってキッチンに行く
さーてお肉かあれにしようかな
藤「簡単なものだけど」
すごい時短で申し訳ないけどおつまみだし...笑
そんな自担簡単おつまみを前に玉が首を横に振る
藤「ん？玉？どうした？首急に横に振って
なにか嫌いなものでもあった？」
玉「え！ううん！大丈夫！ありがとう
いただきます！」
何だろ今明らかに無理やり話終わらせたよね？
藤「そっか、召し上がれ」ニコッ
突っかかったけどあえてスルーした
絶対宮田じゃん
藤「ちょっとビール持ってくる」
玉「行ってらっしゃ〜い」
玉はひらひら〜と手を俺に振った
おぉ冷えてるぅ〜
玉「美味っ！！」
冷えてビールに興奮してたらリビングから飯の感想が聞こえてきた
藤「ありがとう笑」
玉「めちゃくちゃ美味いよ！がやいいお嫁さんになれるよ！絶対」
...///なにしれっとこの人は恥ずかしい言葉いってんだ
そもそも俺男！
藤「お嫁さん苦笑どうせならお婿さんがいいな笑」
玉「ははっならいい旦那さんだね！」
えっ？玉の旦那さん？
藤「えっ」
玉「ん？」
藤「あ、いや何でもない笑ビール飲も！」
いや俺は何考えちゃってるんだよ！
そもそもたまには宮田がいるし
玉「ありがとう〜」
それにこんな笑顔
宮田から無理くりとってもこの顔はしてくれない気がする
辛いの〜
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作者名：ふらわぁ | 作成日時：2018年2月24日 21時
