檻の外の君達 ページ9
太輔Side
あれから半年俺らは見つからないようできるだけ隠れて過ごすようになった
と言っても俺らが住んでた街は荒れ果て治安は悪く以前とは違いみんな仲が悪くなった
そりゃ歌い手の街から歌とったら
なんも残らないもんな
歌を歌ったものは即牢屋行き
玉も牢屋...
俺らをこの街を引っ張ってた
玉はもういないのか…
北「〜がや〜藤ヶ谷!」
夏の昼下がり交代ごうたいで働いて生活費を補っている
今は宮田達が仕事いってる時間で何もしてない
北「おい!」
藤「はい!」
っつい大声で挨拶してしまった
北「いい返事じゃん笑」
北山はあれからいい意味で変わらなくてずっと玉を助けるんだって言ってる
北「でさ、明日の夜にでもこの計画決行したいんだよね明日が一番いいんだよ」
北山は今まで調べてきたことがいっぱいあるみたい
明日は玉が夜お偉いさんのところに連れていかれるから連れていかれてる途中連れ戻す
そんな作戦らしい
確かに夜は誰も仕事入れてないし夜の方が行動しやすい
俺はすぐに乗った北山の考えに
藤「宮田とかには何ていう?」
北「普通に頼むけど」
藤「た、頼むって...笑」
北山らしいっちゃ北山らしい
でも、ちゃんと聞いてくれるかな
「何してんの?」
背後から話しかけられてビクンっと体が跳ねる
振り返ったら仕事から帰ってきた二階堂がいた
北「何って...
玉を助ける作戦を考えてるだけだけど」
少し強めに北山は言った
二階堂に反対されるってわかってたから
二「なんで」
北「は?」
二「今更なんでそんなこと考えるの?
もう半年もたってるんだよ?それに玉森だって生きてるか分から...北「玉は生きてる」
二階堂の言葉に北山は食い気味で答えた
二「だからなんで!!!なんでそう言いきれるの!!!ミツだって今玉がどうしてるかわからないんだろ!!!」
ガンっ
二階堂が行き良いよく北山の胸ぐらを掴んで壁に叩きつけた
北「うっっっ」
急な衝撃に北山は顔を歪めるけどすぐ二階堂を睨む
その音にあとから帰ってきた渉とかが気づく
渉「ちょっと二階堂!!!」
二階堂をなだめたのは渉だった
さすがは渉で二階堂は収まった
その代わり渉も口を開いた
渉「二階堂が言ってたように玉が完全に生きてるなんか分からないし...もし行って玉が...死んじゃってたら?俺ら耐えられないよ」
北「それは俺も同じだよ!俺だって自信ねぇけど…」
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作者名:ふらわぁ | 作成日時:2017年12月7日 0時