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ー次の日
「おはようございまーす」
S「おはよ、あれ、髪切った?」
「切った切った!超サッパリ」
S「似合ってんじゃん」
「あれ、不覚にも俺ドキドキした」
S「彼女いないからってやめろよ 笑」
「うるさいですぅー」
いつものように生徒と挨拶を交わしていると、遠くから制服を乱して音楽を聴いて、スマホを弄りながらもう片方の手はポケットに突っ込んで歩いてくるヤンキーが見えた
…二宮だ
スマホを見ているアイツは、まだこっちの様子にも気付いていない
S「おい二宮、スマホ見ながら歩くな」
ようやくこちらに気づいたのか、イヤホンを取り一気に笑顔になる
N「おはよう、翔ちゃん♡」
すっげぇ色気のある声で言われる
男のこんな声でドキドキするほど俺は萎えていない
S「おはよ」
N「あれ、昨日より綺麗になった?」
S「なにが」
N「翔ちゃんが」
S「なってません」
N「いや、なった。絶対なった」
S「もういい、早く行け」
N「はぁーい」
朝から鬱陶しいヤツの相手をして職員室へ戻る
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作者名:めい | 作成日時:2018年7月9日 17時