＂仮同居生活＂ 3 (ページ3)

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樹｢よーっし、陽翔お風呂入ろっか？｣

｢あ、樹くん大丈夫だよ｣

樹｢ん？どうして、俺入れるよ？｣

｢んーん、今日も遅かったし明日からまた大切な会議あるんでしょ？｣

私の発言に戸惑う樹くん、

そう言えば会議の資料まだちゃんとまとめられてなかったなって言葉聞き逃さなかったの。

それに今ひなくんイヤイヤ期の真っ最中で

湯船に浸かることすら嫌がる時がある

｢ひなくん、
ママが数えるから一緒に入ろ？｣

陽翔｢いやあ！｣

｢ひなくん風邪ひいちゃうよ？
ほら、ひよこさんもひなくんのこと待ってる｣

おもちゃがあるよ？

なーんて釣ってるのももうひなくんわかってきたようで最近ほっぺを膨らまし端っこで丸まってる。

そんなひなくんを抱き上げ

湯船に浸かるんだけど、暴れまくってほんと大変

｢あ、もうひなくん！｣

陽翔｢ぱぁ、ぱ｣

｢まってひなくんしー、｣

お風呂から上がって

ふらふら歩く陽翔を抱き上げてリビングに連れていく。

勿論樹くんの邪魔しないようにってのもあるんだけど

実はひなくんが

＂ぱぱ＂って呼べるようになったことまだ伝えてないの。

私がこそこそと教え始めた言葉、

そしてこの前やっと話せるようになったひなくん。

樹くんのことびっくりさせたくて

｢ほらひなくん、
そろそろママと一緒に寝よっか？｣

首をかくかくさせながら

ふっかくんに貰ったぬいぐるみで遊んでたからそのまま抱き上げて寝室へと向かった。