* 13 ページ13
.
阿部 「 うーーん 」
「 阿部くん 、 どうしたの ? 」
阿部 「 あぁ 、 若槻さん 」
手を洗いに行こうと思って外に出たら
うーんって考え事をして立っている阿部くんがいた
阿部 「 あのさ 、
俺職員室に提出しに行かないと行けないものがあったんだけどこれも教室に運ばないと行けなくてさ 」
阿部くんが手に持っているものは
学園祭でやることなどの提出書
そして目の前にある大きな木材たち
確かにさっきクラスの男子が木材今すぐいるって言ってたな 、、
「 阿部くん 、 よかったら木材私持っていくよ ? 」
阿部 「 …… ほんとに ? だけど重いよ ? 」
「 大丈夫だから任せて ? そっちの報告書 、 13時まででしょ?」
゛ ありがとう ゛ って
走っていく阿部くんはにこにこの笑顔で女の子みたいだなって思っちゃった 笑
「 …… よし 、 頑張るか 」
こうちゃんたち呼ぼうかなって思ったけど
運の悪いことにスマホは教室
…… ってことはこれを自力で持っていかないといけない
「 んん …… 前が見えない 、 」
辛うじて木材が持てたものの
木材が大きすぎて前が全然見えない
___ ドンッッ
「 んわっ … ごめんなさい !! 」
どんって肩が当たったんだけど
顔も見えないから必死に謝るものの返事もかえってこなくてただこっちに視線を感じるだけ
「 あの 、 本当にごめんなさい …
前が見えなくて 、 怪我してませんか ? 」
目黒 「 お前チビのくせにこんなに大荷物持たされてるんじゃねーよ 」
…… ん ? この声は目黒先輩 ?
なんて考えてる間にスっと木材が手の中から消えて
目の前にはさっきまで重くて大変だった木材たちを先輩は軽々しく片手で持っていた
目黒 「 おい 、 早くしないと置いていくぞ 」
「 あ 、 待ってくださいよ ! 」
゛ 早くおいで ゛ って視線の先で待ってる先輩は
いつもよりもうんとかっこよかった
1003人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:遥香 | 作成日時:2020年4月6日 12時