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Fortyfive 大きな誤解 ページ46

『あ…この前の…』

「やぁ、昨日ぶり♡」


どうして、私に笑って挨拶できるの?
私の大事な彼氏を奪って行ったのに。


「Aちゃんデショ?」

『……!』

「何だか嫌な顔してるなァ…私の事恨んでる?

勘違いしてるみたいだけどサ

私、ヒソカの姉のアカリ」


『…………えっ!?』


さらりと揺れる長い赤髪。
どこか似ている、つり目がちの大きな目。
端正顔立ちに、彼と似た話し方。

私、もしかして…


『勘違い…!?』

「ごめんねぇ
私、今まで外国に居て日本語がよくわからないんだよね
変な言葉遣いとかするけど、我慢してね」

『が、我慢…?』


言われた通りに、何だか変な日本語。
……なら、あの時の言葉って…。


――貴方“も”そうなのね!


「私が悪いのかもだけど…
ヒソカが、昨日からずっと機嫌悪いんだよ
だから、おねがいAちゃん

ヒソカの所に、戻ってあげて」

『っ……!』


……そんなの、答えは一つしかない。
もうこれ以上、自分に嘘はつけないよ。


「や、待たせた?」

『っ、イルミ!
私、やっぱり…

ヒソカしか、駄目なの…っ!!』


帰ってきたイルミに、返事も聞かずにそう言って走り出した。

目指す場所は、遠くに見える、あのマンション。



「久しぶりだね、イルミ」

「お前が招いた事だよ、わかってる?」

「だけど、私を呼んだのも、全部これでしょ?」


優しいんだから、って言うと、イルミは心底嫌そうな顔をした。う〜ん、興奮する。


「…ま、好きな女の幸せ願えないようじゃ
俺もまだまだって事か」

「クールな顔して格好いい事言うね♡」


…それをわかってるだけで、一人前よ。





『っ、ハァ…ッハァ…!』


体力皆無の私がこんなに全力疾走して50階へのエレベーターに乗る。

息がつく間に、高速エレベーターは最上階へ着いて
息切れながら、奥の部屋へと走りに走った。


ドンドンドンッッ



『ヒソカッ…!!!
ごめん…っ、ごめんね…!!

私…勘違いしてた…っ!
お姉さん、だったのね……!!』


拙い声で、周りも気にせずヒソカの部屋の扉を叩く。

掠れた声で精一杯叫べば、控えめにドアが開いて。


「……A…?」

『……っヒソカッッ……!!!』


驚いた顔した大好きな人に抱きついた。


すると、大好きなヒソカも、私を抱きしめてくれた。

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おそらまめ@個人経営(プロフ) - れおなさん» うわあああ素敵なコメントを頂いて僕も嬉しい限りです…!また機会があればヒソカの新作作りたいと思ってるのでその時も是非お願いしますね! (2017年12月14日 6時) (レス) id: 0b0bec3b96 (このIDを非表示/違反報告)
れおな - 素晴らしいヒソカをありがとうございますほんとにもうわたしの好み理想どストライクなヒソカでしたおかげで明日も生きていけます本当にこんな素敵な作品を生み出してくださってありがとうございますうぅう(落ち着け) (2017年12月12日 19時) (レス) id: 3fff1d4b8d (このIDを非表示/違反報告)
おそらまめ@大学生(プロフ) - みさん» もう最後はめちゃくちゃ詰め込みましたけれども…! 最後までお読みいただきありがとうございました!! (2016年11月6日 23時) (レス) id: b11d7f77c2 (このIDを非表示/違反報告)
- なんだかんだ幸せな感じで終わってて面白かった! (2016年10月17日 10時) (レス) id: 05c76846ea (このIDを非表示/違反報告)
おそらまめ@大学生(プロフ) - hshshshsさん» わぁ…! 何て嬉しい褒め言葉でしょうか…。ありがとうございます、更新頑張ります! (2016年8月24日 7時) (レス) id: b11d7f77c2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おそらまめ | 作成日時:2016年2月1日 0時

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