Fortysix 大事な仲直り ページ47
「……どうして…A…？」
『今ね、お姉さんと、会ってね…ッ
私、ずっと、会えなくて、寂しくて
ここに来たら、ヒソカに会えるって、聞いて
イルミと来て、お姉さんが、出てきて…！』
「A…とりあえず、中に入って」
優しくそう言われて、少し冷静になる。
ヒソカに着いて行ってソファに座れば
私の好きなアップルティーが目の前に出た。
何でも知ってるヒソカ。優しいヒソカ。
全てが愛おしくて仕方がないよ。
『勘違い、してたんだね…私』
「アカリが、変な事言ったんだろう？」
『だけど、日本語があんまり、って』
「うん
だけど、2週間も会いに行かなかったボクが悪いんだ」
『どうして、会えなかったの？』
「2週間前に、アカリが帰って来て…
恋人がいるって言えば、会いたいって煩くて
きっとAは、アカリの事好きになるから…
会わせたくなかったんだよ」
……よく、わからないけど。
ヒソカは、私の事、ずっと好きでいたのに。
私は、ヒソカの事を信じれなくて。
本当はそんな事しないって、気付けたのに。
『……っ』
「泣かないで、A」
優しい手が、温かい手が私の頭を撫でる。
私は、こんなに大事な人を放って逃げたんだ。
なんてひどい事したんだろう。
そう思うと、涙が止まらない。
「あのね、A
ボクが君を好きになったのは…特別な念能力を持っていたから
クロロと同じ特質系の君のオーラを好きになったんだ
言わば、オーラに一目惚れしたんだけどね
だけど、君と過ごしていくうちに…それは違うものになっていて、いつしかAを幸せにしたいって考えるようになってた
君を、異性として、本当に好きになったんだよ
ボク…こんなに人に執着する性格じゃないのになァ…」
『……私、クロロにね、頭に思い浮かぶのが、好きな人だって言われて…
思い浮かんだのは、ヒソカだった
ヒソカが居なきゃ…今の私の人生楽しくないよ』
上手く言えなかったけど、どうやらヒソカに私の思いは伝わって、私もヒソカの思いが伝わった。
ヒソカが、笑う。ピエロじゃない、素敵な顔で。
暖かい照明は、私たちの心もじんわり暖かくした。
『ごめんね、ヒソカ』
「ばか………ごめんねじゃないだろう？」
『――………好き』
Fortyseven …初夜……→←Fortyfive 大きな誤解
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おそらまめ@個人経営(プロフ) - れおなさん» うわあああ素敵なコメントを頂いて僕も嬉しい限りです…！また機会があればヒソカの新作作りたいと思ってるのでその時も是非お願いしますね！ (2017年12月14日 6時) (
レス) id: 0b0bec3b96 (このIDを非表示/違反報告)
れおな - 素晴らしいヒソカをありがとうございますほんとにもうわたしの好み理想どストライクなヒソカでしたおかげで明日も生きていけます本当にこんな素敵な作品を生み出してくださってありがとうございますうぅう(落ち着け) (2017年12月12日 19時) (レス) id: 3fff1d4b8d (このIDを非表示/違反報告)
おそらまめ＠大学生(プロフ) - みさん» もう最後はめちゃくちゃ詰め込みましたけれども…！ 最後までお読みいただきありがとうございました！！ (2016年11月6日 23時) (レス) id: b11d7f77c2 (このIDを非表示/違反報告)
み - なんだかんだ幸せな感じで終わってて面白かった！ (2016年10月17日 10時) (レス) id: 05c76846ea (このIDを非表示/違反報告)
おそらまめ＠大学生(プロフ) - hshshshsさん» わぁ…！ 何て嬉しい褒め言葉でしょうか…。ありがとうございます、更新頑張ります！ (2016年8月24日 7時) (レス) id: b11d7f77c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おそらまめ
| 作成日時：2016年2月1日 0時
