信頼 ページ6
「遅え！この俺を待たすとはいい度胸だなテメェら」
「ごめんごめん」
「思ってねェだろ！」
カルシウム食べる？って言ったら殺されそうだから黙っておいた。
「じゃ行こー！」
雄英の外に出ると改めて感じる被害規模の大きさ。
あの日以降、暴れだしたダツゴクやそれを止めるために"個性"を使い始めたヒーローを見限った市民の影響で日本中が荒れている。
「私たちの担当は向こうだね」
委員長に渡された地図を見て…うん、どこ。
「爆豪くん地図係ね」
「読めねェんだろアホ」
「よ、読めるし」
到着したのは避難指示に従わない人たちがたくさん篭ってるらしい豪邸。
「わりぃ、俺が行っても余計に聞いてくれねぇと思うからおまえらに任せていいか？」
「は、そこで寝てろ」
「爆豪くんも寝てたら？」
「避難させ殺したるわ！」
いや、爆豪くん反感買いそうだけどな…
先行きが不安だ。
ズカズカ歩いて行く爆豪くんがドアの前に立つ。
そのまま殴り込みそうだ…と思ってたらインターホンを鳴らした。
「ちゃんと鳴らすんだ可愛いね」
「普通だろしね」
「死んだら泣くくせにー」
ガチャっとドアが開いて女の人が出てきた。
「帰ってください」
まだ何も言ってないのにヒーローだと気付いた瞬間、そう言われた。
「避難所行け、死ぬぞ」
「行きません！ヒーローは信用できない」
「信用できなくても良いです。もうこれ以上被害を出さないために守れる場所に居てほしいんです」
「守れなかったからこうなったんでしょう！？」
女の人が声を荒げるとドアの隙間から小さな男の子が出てきた。
「ひーろー？」
「だめよ！中に居なさい」
「アンタらが避難しねェとダツゴクに襲われた時、そのガキも死ぬってことちゃんと考えとけよ」
そう言い捨てた爆豪くんが私の腕を掴んで「次行くぞ」とその場を後にした。
その後もいろんな人に声をかけたけどヒーローを信頼してない人だけじゃなく状況の深刻さが分かっていない人や自宅から離れたくない人…一筋縄ではいかない。
そろそろ日が暮れてきて帰ろうかとなったその時、ドカンと大きな音が響き渡った。
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ちらす(プロフ) - 神夜さん» コメントありがとうございます♡コメントいただくともっと更新するのが楽しくなるのですごく嬉しいです(^^) (11月10日 1時) (
レス) id: 76c578a8dc (このIDを非表示/違反報告)
神夜(プロフ) - 本当に大好きな作品で今までコメントはしない勢だったんですが思わずしてしまいました♡これからも更新たのしみにしております♡ (11月9日 21時) (レス) @page13 id: 7a3da2a4c7 (このIDを非表示/違反報告)
ちらす(プロフ) - 頭おかしい人間8号さん» いつもありがとうございます♡今までで一番早く続編に移行しました(笑)楽しんでいただけるようがんばります！ (11月1日 1時) (レス) id: 673d919b26 (このIDを非表示/違反報告)
ちらす(プロフ) - 月姫さん» ありがとうございます♡楽しくてすぐにお話がいっぱいになっちゃいます…(笑)絶対に完結まで続けますのでこれからもよろしくお願いします(^^) (11月1日 1時) (レス) id: 673d919b26 (このIDを非表示/違反報告)
頭おかしい人間8号 - 続編おめでとうございます！8章？なのか？が始まったのが昨日のことのように感じる、、、これからも更新頑張ってください！ (10月31日 22時) (レス) id: aaa997ad31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちらす
| 作成日時：2023年10月31日 13時
