１４７羽 ページ17
「一発目、思いっきりいけよ！東峰！」
烏養がそういった。
「旭さん。」
「何？」
「多分初っ端でまだ手首がベストの状態までやわらかくなってないかと。だからアウトとかそう言うの気にしないで全力で腕全体を使って鞭のように振ってください。
失敗を恐れないで、まず全力で行きましょう。」
「……あぁ、分かった！」
・
「旭さんナイッサー！」
東峰がボールを高く上げ、助走する。
そして飛ぶ――振る。
バシン！と豪快な音を立てて東峰の打ったスパイクは相手のレシーブをみだした。
ボールはそのままつながれてエンドライン辺りに行く。
「チャンスボール！」
影山が叫んだ。
そう……普通、チャンスボール。
「(あの走り方……チャンスボールを狙った走り方じゃない。歩幅を調整してスパイクを打とうとしてる走り方……まさか！？)
違います！」
Aが叫ぶ。
しかしそれも気づくのが遅く、誰も反応できずに先制点を奪われた。
「(正気？エンドラインから振り向きざまのスパイク……なるほど。�猴靴岫瓩辰童�だけじゃない。)」
今度は条善寺のサーブから始まる。
それをつなぎ、田中がスパイクを打つ。
レシーブが乱れ、ミスをした――と誰もが思ったとき。もう一人の選手が足でそのボールをあげたのだ。
それをそのまま打たれて、またも点が条善寺に入った。
「(何してくるか分からない……型にはまってない……まるで子供のお遊び。それでいて強い。)
ドンマイです！次、一本できりましょう！」
と声を出したはいいが、次のサーブはネットにかかって烏野の得点となった。
点を取ったが、次に普通の速攻を決められ、また条善寺に点が動く。
「(……確かに厄介。けど)」
ネットインかと思われたボールを田中が拾う。
それを日向が追いかけて繋ぎ、壁を踏んでまるでスパイダーマンのように身をこなす。
それをさらに西谷がつないで、それが相手コートに落ちた。
「(うちにだってそんなヤツはいる。)」
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もち - 初コメ失礼します。あの、セットポイントとマッチポイントの違いはご存知ですか？所々間違っています。凄腕マネという設定なら、そういうのはキチンとされた方が良いのでは…？ (2020年8月9日 13時) (
レス) id: 9c382bbadc (このIDを非表示/違反報告)
美衣(プロフ) - 135話で、角川の長身選手の身長が１ヶ所だけ間違えて書いてあります。 (2019年8月24日 11時) (レス) id: 17d30bab42 (このIDを非表示/違反報告)
魂祐 - 黄金川が正しいです (2017年6月6日 11時) (レス) id: f41f51613c (このIDを非表示/違反報告)
rina(プロフ) - 面白いです！155羽はどこに行ったんですか？ (2017年1月27日 23時) (レス) id: b2365399a8 (このIDを非表示/違反報告)
赤兎リエ輔 - 雪氷さん» 楽しみに……！ありがとうございます！光栄でござる(*´｀)← 好きと言ってもらえて嬉しいです！投票もコメントもありがとうございます！！ (2016年8月9日 23時) (レス) id: 9a5c590feb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤兎リエ輔
| 作者ホームページ：http://nekomoti
作成日時：2016年8月4日 4時
