銀雪戦隊スノーマン -18- (ページ10)

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コウジ「話を聞いてくれ、レン!!……銀雪変身!」

待機音声「Guys!SnowMan!」

コウジもブライトチェンジャーを輝かせ、ギンセツオレンジに変身する。

RM-Ⅱ16EVIL「戦いたくない割には、スノーマンに変身するのか。」

ギンセツオレンジ「…レンには、はよ目ぇ覚ましてもらわなアカンねん。科学結社を倒すためにもな。」

RM-Ⅱ16EVIL「この剣に屈する。それはもう目に見えてること。死ね!ギンセツオレンジ!!」

黒い剣を構え、こちらへと走り込んできた。オレンジは、雪の上を滑ってその攻撃をスレスレでかわす。

ギンセツオレンジ「ブライトグローブ!」

ワイクルーのポーズで拳を天に掲げると、白いボクシンググローブが現れた。ダイヤモンドダストのように輝いている。

ギンセツオレンジ「いい加減に、はよ…目ぇ覚まさんかー!!」

RM-Ⅱ16EVIL「うわっ!」

回し蹴りからの、ストレートパンチをお見舞いし、その攻撃は見事にEVILの胸部と顔に入る。衝撃で吹き飛ばされ、真っ白な雪煙が上がった。

RM-Ⅱ16EVIL「よくもお前…」

ギンセツオレンジ「これでKOや…」

血まみれのフィールドはリングに変化する。

ギンセツオレンジ「フローズンエクストリームノックアウト!!」

冷気を纏うグローブで右ストレートをEVILにお見舞いする。すると、パンチを食らった場所から凍り付き、動かなくなってしまった。

ギンセツオレンジ「はぁっ!!!」

最後にもう一度拳を打ち込むと、その衝撃で雪が積もる地面に叩きつけられ、周辺が真っ白になった。

RM-Ⅱ16EVIL「うっ…」

ギンセツオレンジ「レン、ごめんな。乱暴なことして…」

視界が晴れたので、即座にオレンジは駆け寄った。眠るように目を閉じ、EVILは動かない。

ギンセツオレンジ「もう大丈夫。すぐに修理しような。」

そっと抱き寄せ、優しく声を掛けて髪を撫でた。