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リョウヘイ「そうだ!いいアイデアが降ってきた!!よし…これを…こうして…」
突然光のような速さでキーボードを叩く手が動き出した。
レン「リョウヘイ、アンドロイド?」
あまりの手早さに、レンの視線はリョウヘイの手元に釘づけである。
リョウヘイ「…」
ラウール「おーい…リョウヘイ…」
コウジ「聞こえてへんやん。」
リョウタ「ゾーンに入ったな。」
ショウタ「今何言ってもダメだぞ。」
ヒカル「さて…今の間に、今あるビークルの整備をしておくか…」
ラウール「俺に手伝えることはある?」
コウジ「専門用語は分からんけど、組立なら任せとき!」
ヒカル「端末の中に設計図が入ってる。異常箇所には赤く印がしてあるから、そこを直してくれる?」
レン「俺もやる。」
ヒカル「じゃあ、レンにも頼んで良いか?」
レン「うん。」
リョウタ「俺、買い出しに行ってくるよ。」
素能玉雪「みんなのお手伝いしないすの?」
リョウタ「時間もかかるし疲れるだろうから、おやつの用意をね…玉雪も期待してて。」
素能玉雪「いってらっしゃいすの〜!」
リョウヘイが設計をしている間、リョウタ以外の7人はパワードスーツと同じ色のつなぎに着替え、ビークルの修復に取り掛かった。
レン「ねえ、ヒカル。」
ヒカル「ん?」
レン「これでいい?」
一番損傷が激しかったブライトクーペの破損個所を工具で直し、ヒカルを呼ぶ。
ヒカル「…筋が良いな…」
レン「…?…ダメだった?」
ヒカル「ダメじゃないよ。最高。」
レン「良かった、ありがと。」
褒められたことが嬉しかったのか、小さく笑みをこぼした。
コウジ「ヒカル〜修理出来たで!こっちも見てくれへん?」
ヒカル「おう!了解!!」
ビークルの整備や組立を担当しているヒカルはあっちへこっちへと大忙し。工具を持って作業場を駆け回っていた。
リョウヘイ「よっしゃ!!出来た!!」
要塞の研究スペースから野太い声が聞こえてくる。立ち上がった時に椅子が音を立てたので、相当な達成感があったのだろう。
素能玉雪「できたすのね!みんな、そっちの作業は順調すの?」
ヒカル「何とか直せた!」
コウジ「みんなの協力があったからな。」
レン「設計図、できたの?」
リョウヘイ「完璧。」
キーボードを叩き、端末に設計図を送った。3台の設計図が入っており、完成予定図を見て驚く一同。
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snow(プロフ) - アドクさん» 楽しみにしてます!私の外伝もまた書ければ書くのでお楽しみに! (2020年11月19日 16時) (レス) id: 26186c7a56 (このIDを非表示/違反報告)
アドク(プロフ) - snowさん» 毎度コメントありがとうございます。今週中には次章更新を予定しておりますので、お楽しみに〜〜! (2020年11月19日 9時) (レス) id: 6a1cc612e4 (このIDを非表示/違反報告)
snow(プロフ) - 小説のことでコメント遅くなってすみません。新しいアンドロイドが登場するのか楽しみです! (2020年11月9日 18時) (レス) id: 26186c7a56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アドク | 作成日時:2020年11月7日 9時