1st Snow 6つの結晶 ページ5
1st Snow 6つの結晶
スノーポリス 雪氷発電所中央制御室 午後4時50分
ショウタ「異常なし…ふぁあ〜」
大あくびをしながら、制御室のモニターを見たショウタは美顔器の電源を切る。
タツヤ「相変わらず、スノーポリスは平和だよな。」
ショウタ「平和だけど、平和ボケしそう。」
タツヤ「まあ、確かに。ああ…リョウタが作る家系ラーメン食べたいなあ〜明日朝ごはんに食べよっと。」
ショウタ「ってか、いつも思うけど朝から家系ラーメンは重い…俺絶対無理。今にリョウタに怒られるよ。」
タツヤ「そういうショウタも、晩ご飯お菓子で済ませてるだろ。ほら、今だって。」
クッキーの入った袋を開け、手を突っ込んでいるショウタ
ショウタ「このクッキー、ヒカルに教えてもらってから気に入っちゃってさ。俺はこれでいいの。」
タツヤ「リョウタが言いたいのは、人間に必要な栄養素を摂れって事だと思うよ。」
さわやかな笑顔で颯爽とやってくる青年は白衣の裾を靡かせている。観測を終え、制御室の様子を見に来た。
リョウヘイ「お疲れ!」
タツヤ「めちゃくちゃ爽やかだな…」
ショウタ「さすがエリート組。」
リョウヘイ「エリートは関係ないでしょ。2人はとりあえず、バランスのいい食事を心がけないと。」
ショウタ「リョウタに怒られる前に、リョウヘイに怒られたわ。」
午後5時。終業のチャイムが鳴り、夜勤の職員が出勤してきたので、伸びをして立ち上がるタツヤ。
タツヤ「んーっ!本日の業務終了!」
ショウタ「休みだー!」
リョウヘイ「帰ろっか。」
雪氷発電所 ロータリー
愛馬のダイヤを引くリョウタ・ダイスケ・ヒカルが退勤し、外を歩いている
リョウタ「明日は休みだし、これから食事でもどうだ?」
ダイスケ「いいね!ヒカルも行く?」
ヒカル「うーん…ジムに行きたい気がして…」
リョウタ「最近良いお店を見つけたんだ、チョコレートのリキュールが美味しいんだけど…」
ヒカル「絶対行きます。ジムはその後だ。」
ダイスケ「さすがヒカル…」
後ろからリョウヘイ・タツヤ・ショウタが3人を見つける
リョウヘイ「おーい!みんなー」
ダイスケ「お疲れ〜ねえ、この後空いてるなら3人もご飯行かない?」
タツヤ「いいね。」
ショウタ「行こうかな。」
リョウヘイ「着いてくよ!」
リョウタ「決まりだな。案内しよう。」
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作者名：アドク | 作成日時：2020年8月31日 15時
