第三十の能力「意思」 ページ37
真冬side
真冬「そらるさん･･････！A･･････！」
多分もう校内は回りきったはずだ。
ということは、最後に残るのは･･････
グラウンドに出たときの光景に僕は息を呑んだ。
僕達より少し年上だと思われる女の子が空から攻撃をしていた。
それを、そらるさんやA達が交わしている。
交わそうとしても、たまに掠って傷がつく。
真冬「･･････酷い」
不意に声が出てしまった。
酷いなんて、負けを確信したような言葉、そらるさんの前で言ったら叱られそうだな。
それにしても、二人や理事長が居ても倒せない敵って、どれだけ強いのだろうか。
こんな時、僕には何が出来るのかな。
凍らせてもすぐに割られてしまいそうだし。
･･････どうして、いざとなった時に僕はこんなに無力なんだろう。
いつも誰かに助けられてばかりじゃないか。
本当に、弱いな。
彼方「っ⁉真冬！危ない！」
そう、そらるさんが叫んだ。
暗くなった空を見上げると、僕のことに気付いたアイツが、僕の方に攻撃をしてきたようだ。
あの時のAみたいに、ミサイルを撃ち込んできた。
自分の身を守ることもままならない位の恐怖が襲ってくる。
あぁ。死ぬな。
誰の役にも立てないまま死ぬのか。
僕はギュッと目を瞑った。
真冬「･･････さよなら」
彼方「真冬！」
･･････しかし、いつまで立ってもミサイルは爆発しない。
不思議に思ってソッと目を開けると、
真冬「うわっ！」
ミサイルが目の前で止まっていた。
そして、情けないことに、僕は驚いて腰を抜かしてしまった。
彼方「真冬！」
A「相川さん！大丈夫⁉」
真冬「なっ、なんとか･･････」
彼方「それにしても、どうして･･････」
そらるさんが不思議に思っていると、横から理事長が叫んだ。
わたる「まだ、ミライとしての意思があるのかもしれない。A！」
A「はっ、はい！」
わたる「お前のことは俺らで守る。だから、ミライにひたすら声を掛け続けてくれ！ミライと血の繋がりがある、お前にしか出来ないんだ！」
A「でも･･････」
わたる「つべこべ言う前にやれ！」
A「はい！」
そう言って、Aはアイツの前に向き直った。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
あー･･････
更新遅れてすいませんでした。(土下座)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 164人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「学パロ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちょこ - この作品好きです！続き楽しみに待ってます！ (2022年2月7日 18時) (
レス) @page45 id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
るーちゃん(プロフ) - 久しぶりの更新だ!!いつも楽しく見させてもらってます！更新頑張ってください！ (2021年5月23日 21時) (レス) id: 353d10041d (このIDを非表示/違反報告)
ふぅわ(プロフ) - どうも！いつも作品を見させてもらってます！とても面白くて元気でます！！続編は絶対作りましょう！！！続きが気になるうううう (2020年11月21日 7時) (レス) id: 1809ce4c9a (このIDを非表示/違反報告)
いちごぱふぇ - 曇り空さん» ありがとうございます！神だなんて誉めすぎですよ・・・これからも応援お願いします！ (2020年9月9日 20時) (レス) id: 0c6ebfe2c4 (このIDを非表示/違反報告)
曇り空 - またまたコメント欄に失礼します! すごく面白いです！マジ神です!尊敬します！これからもお体に気おつけて投稿頑張って下さい。（＃＞ω＜＃） (2020年9月9日 16時) (レス) id: d4e0aa3214 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：月宮来栖@旧いちごぱふぇ | 作者ホームページ：http:
作成日時：2020年7月4日 16時
