第十九の能力｢出来損ない｣ ページ23
志麻side
A｢ふぁ・・・おはよー・・・｣
志麻｢おぉ、起きたか。｣
Aが起きた。呑気に欠伸をしながら。
A｢あれ、何で志麻さん居んの？｣
呑気やなぁ・・・
志麻｢お前覚えてないんか？騎馬戦の時、相手の毒で倒れてたんだぞ。｣
〜回想〜
A｢ハァ、ハァ、ハァ、・・・｣
ﾄﾞﾀｯ
志麻｢A！｣
鈴/漆斗｢Aちゃん！｣
下でAを支えていた奴等も驚いている。
貧血だと思っていたが、それは違った。Aの状態を見ていたら分かる。
一瞬で分かった。まあ、俺が毒使いつーこともあるけどな。
そう、俺の能力も【毒を操る能力】だ。
そんなことは置いてといて、早くAを治療しなければ。
志麻｢おい！Dの担任は何処や！｣
先生｢うるせーな・・・って貴方は！理事長のお友達の志麻さんですか!?｣
志麻｢そーや。さっさとAを治療しろ。｣
人が苦しんでるのにヘラヘラしている彼奴に少しイラつきながら言った。
彼奴担任やろ。
だが、コイツは更に、こんなことを言ったのだ。
先生｢いやいや、ゴミなんてほっといても大丈夫ですよ！彼奴、Dだけど今まで死ないでいれたんですから。その内目を覚ましますよ。｣
志麻/？｢は？｣
先生｢えっ!?りっ理事長!?｣
なんと、うらさんが笑顔で後ろに立っていたのだ！
わたる｢で？誰がゴミなんだ？｣
先生｢コイツっすよ！コイツ！この出来損ないのゴミ！そもそもDランクは出来損ないの集まりなんですよ！そんな奴等を預かってるだけでももう充分じゃないですか！わざわざ何かを教えたり、面倒見たり・・・｣
先生｢そんなことしてる暇があったら上の奴等の面倒見ましょうよ！上の奴等の方が将来凄い奴になりますよ！素晴らしい人間を育てるのが学校でしょ！教育でしょ！こんな所でつまづいてる出来損ないなんて放っておいて！｣
わたる｢ふーん・・・｣
わたる｢つまりお前は将来凄くなった奴等を自分が育てたって言いたいのね。自慢したいのね。｣
先生｢いや・・・｣
わたる｢へー・・・でも俺が今此処で聞いている限りそう聞こえるけど？｣
先生｢それは理事長が勝手にそういう風に解釈してるんじゃ・・・｣
わたる｢確かにそれもそうだよね。でも、お前は凄い奴を作りたいんだろ？多分、お前が育てた奴は凄い奴にはならねーよ。｣
先生｢はぁ!?｣
わたる｢出来る奴も出来ない奴も、自分の道に導くのが教師だろ！｣
おぉ、うらさんかっけーな・・・
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ちょこ - この作品好きです！続き楽しみに待ってます！ (2022年2月7日 18時) (
レス) @page45 id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
るーちゃん(プロフ) - 久しぶりの更新だ!!いつも楽しく見させてもらってます！更新頑張ってください！ (2021年5月23日 21時) (レス) id: 353d10041d (このIDを非表示/違反報告)
ふぅわ(プロフ) - どうも！いつも作品を見させてもらってます！とても面白くて元気でます！！続編は絶対作りましょう！！！続きが気になるうううう (2020年11月21日 7時) (レス) id: 1809ce4c9a (このIDを非表示/違反報告)
いちごぱふぇ - 曇り空さん» ありがとうございます！神だなんて誉めすぎですよ・・・これからも応援お願いします！ (2020年9月9日 20時) (レス) id: 0c6ebfe2c4 (このIDを非表示/違反報告)
曇り空 - またまたコメント欄に失礼します! すごく面白いです！マジ神です!尊敬します！これからもお体に気おつけて投稿頑張って下さい。（＃＞ω＜＃） (2020年9月9日 16時) (レス) id: d4e0aa3214 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月宮来栖@旧いちごぱふぇ | 作者ホームページ：http:
作成日時：2020年7月4日 16時
