【鬼滅の刃】残響 (ページ22)

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第拾玖話ページ22

小夜side

私は炭治郎達と別れた後

お館様にある報告を

するために

産屋敷邸に来ていた

耀「久しぶりだね、小夜

2年ぶりくらいかな？」

『はい、お館様

お館様もお元気そうで何よりです』

私がそう言うとお館様が優しく笑った

耀「いや、最近はだんだんと目が悪くなってね

もう、そう長くは生きられないだろう」

しかたない、それが産屋敷の運命だから

私が少し悲しい顔をしていると

お館様が言った

耀「大丈夫、私が死んでも

鬼殺隊か滅びることはない」

そうだ、

絶対にそんなことさせない

耀「少し長話しすぎたね

無惨について何か分かったかい？」

『はい、

これから数年後には無惨との戦いが

本格的に始まることが

各地を転々として分かりました

そろそろ眠っていた獣が起き上がり

無惨に牙を向きます

そして今の状況が大きく変わり始めます』

耀「“感”の力か

凄まじいね

産屋敷の“勘”とはまた違う

素晴らしい力だ」

『いえ、

私はお館様の力とは違って確定しているわけ

ではありません』

耀「それでも、君は鬼殺隊に

なくてはならない存在になった

4年前とは比べ物にならないくらい

成長した」

『勿体無いお言葉。

ありがとうございます』

耀「私は次の柱に小夜を推薦したいと

思っている」

！！！

耀「誰も異論はないはずだ

しかし、私は一つ小夜に聞きたいこと

がある」

？

耀「初めて会った時からずっと引っかかっていた

小夜は私に何か隠している事があるだろ？」

！！

『…隠してること？

何ですか？それは』

お館様は少し間を空けて答えた

耀「君は“あの一族”の生き残りではないのか？」

！