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第拾陸話 ページ19

炭治郎side


ザーッ



朝から外は土砂降りで




夕方になっても降り止まなかったから




俺はずっと家にいた




少しでも働いて弟妹たちにたくさん


食べさせてやりたいのに




そう思っていてもこの雨の中では何もできない



俺がため息をついていると



六太をおぶっていた禰豆子が


困ったように笑って言った




禰「お兄ちゃんは、

働きすぎだから、たまには休みなよ


それにお兄ちゃんがいた方が


下の子たちが喜ぶでしょ?」



確かに下の子たちはうれしそうだが


働かないとみんなを養っていけない



それに、


炭「禰豆子も働きすぎだぞ!


休んでもいいんだぞ?」


そういうと



禰「いや、いいの!


私は働くの好きだから!」


と禰豆子はすぐに否定して笑った




あぁ、本当に禰豆子には苦労ばかり


かけるな




着物もあんなにボロボロだし



もっと働いて新しいものを買ってやりたいのに






そう思っていると




外が光って大きな音で雷が鳴る





花「キャー!怖いよ!お兄ちゃん!」


茂「怖いよー!」



そう言って花子と茂は俺のところにやってきた



それと同時に六太も泣き出す



炭「大丈夫だよ!


雷なんて怖くない!」



そう言って励ますが

2人はまだ震えている



禰豆子も六太をあやすが泣き止まない





あぁ、もっと俺がしっかりしないと、



今日は母さんは大事な用事で町に降りていて



帰ってこれない




だから俺がみんなを守らないと




そう思っていると


家の扉を叩く音がした






こんな時間に誰だろう



母さんは今日は帰らないはずだし




俺は慎重に扉を開けた

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作者名:千夜 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php  
作成日時:2019年4月14日 11時

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