親友からの問い ページ45
〜No side〜
す「頼むから泥沼だけはやめて
よね?あたし、3人で共倒れして
見届け人とか嫌だから」
徳「...努力する」
す「言ったね?」
木の幹に、また寄りかかった
反動で元の体制に戻るすみれ
は真面目な顔で光一に聞く
す「光一はさ、健太が同じ
彼氏でもいいって言ってた
じゃん?」
徳「ん?おー...」
す「それで、健太もそれでいい
って言ったんだっけ?お互いが
ちゃんと好きだから?」
徳「...まあ」
す「Aもちゃんと二人
が好きだって事も前提で?」
徳「...ああ、多分」
す「...じゃあさ、これは
あたしの考えなんだけど
さ」
す「その彼女が、別の男の子
が好きだったとしても、光一
達はちゃんと好きでいられる
?」
徳「.....ぇ」
ーカサ...ッ
徳「な、何言って...っ」
す「ちゃんと答えて」
徳「...分からない」
徳「でも」
徳「『そうだ』って言ったら
すみれは、どうするんだ?」
す「.....あたしは」
徳「また別れさせるか?
もしくは大人...親に話す
のか?」
す「...いや、しない」
す「言ったじゃん、光一達は
リーダーだし...あたしみたい
なジョーシキジンがいなきゃ
ダメだし」
徳「ジョーシキジンて...」
す「...まあいいや!
もしもの話だしさ!」
徳「だったら何だった
んだよ、結局は...」
す「じゃあ行こ!出発!」
ージャリッ
「あ、来た」
健「光一、すみれ〜!」
ド派手なはっぴを着た健太
と明治時代のエプロンを手
に桃色の浴衣を着たクリス
やシンプルなグレーの浴衣
を着た和馬と桜が施された
黒い着物を着たAが
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作者名:スカーレット | 作成日時:2021年9月12日 22時