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十九話《エース》 ページ20









「に、にいさっっ………ぐるしっ……」


「おーいおいおい!お兄ちゃんじゃよぉ〜〜〜〜!」


「朔間、Aが苦しがってるだろう」


「今日ばかりは蓮巳くんのお小言も聞かぬのじゃ!」


「それはいつものことだ!」






1時限目の途中でAが倒れたことをバルガス先生から聞き、授業終わり走って保健室に来てみたら


何やら見知らぬ人たちが言い合い?をしていた





「あの泣き方してる人

学園長以外にも存在してたんだな」


「それは今どうでもいいんだゾ」


「そーそー!つーか、あれがAの兄貴?」





Aから「僕の兄さんたちは強くして優しくて、すっごくカッコイイんだよ」って聞いてたから


なんか……想像と違いすぎてビックリ





「兄さん、僕の友達が」


「なんじゃって?!


Aに…友達…………友達が、出来たんじゃな」





と再び号泣し始めたAの兄貴


なんつーか、

似ても似つかねー兄弟だな……





「ごめんみんな

兄さん、ちょっと傷心中で……」


「半年以上もAを探し回ってたからな……今日くらいは俺も目を瞑ろう」


「ありがとう、敬人」





なんかこの人、声がレオナ先輩にそっくりだな──





「って、はあ?!」


「なんだ?」


「あっ、いや」





ケイト先輩と同名だ!!


性格は真逆って感じなのに!(失礼)





「俺は蓮巳敬人だ」


「因みに、敬人は僕より年上だよ」


「じゃあハスミ先輩か」


「オレ様はグリム様なんだゾ!!」





偉そうにそう言い放ったグリムに続いてオレらも自己紹介をした



──にしても、


AとAの兄貴、ホント、見た目だけならスゲーにてるよなぁ

真っ黒の髪に真っ赤な瞳──まあ、圧倒的にAの方が身長も低いし体格もちっせぇんだけどな〜






「僕は放課後まで休むことになってるけど、君たちはもう行った方がいいんじゃない?」






オレらはAの言葉に目を見開く



ハッ!そうじゃん!

授業開始までもうあと5分くらいしかねえ!!






「早く行くぞ!!次は魔法薬学だ!!」


「鞭で叩かれるのはもうウンザリなんだゾ〜〜!」






うげっ!1番遅れちゃダメなやつじゃん……!












「みんな、頑張ってね」




「ん、ゆっくり休めよー」


「また後でな!A!」


「ちゃんと寝るんだゾ〜!」

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初 。(プロフ) - 初コメ失礼します…!とても良いお話で見る度に凄い…好き…ってなりながら読んでました(泣)次の更新心待ちにしています…!!! (2022年9月12日 4時) (レス) @page25 id: 8fa79c3961 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - さやかさん» 有難うございます!期待に応えられるよう、精一杯頑張ります! (2022年8月16日 19時) (レス) id: 4a169714af (このIDを非表示/違反報告)
さやか - お話投稿お疲れ様です!あんスタ×ツイステはあまりみかけないのでこういう小説があって嬉しいです!頑張ってください! (2022年8月16日 18時) (レス) @page19 id: 9aa8dafe93 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2022年8月9日 20時

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