神話の巫女 (ページ36)

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複雑な心境ページ36

ゴーンゴーン

昼を告げる鐘が鳴った

貴女「もう昼か……。
月人、少し休憩を…」

月人「…」

貴女「月人？」

月人「！…もう、お昼でしたね…。
これをどうぞ。」

貴女「え？
でもこれはお茶会の為の団子だろう？」

月人「いいんです。
すみません…
俺は集中すると周りが見えなくなってしまうようです…。
すっかり貴女へのアプローチを忘れていました。女性はひとくちだけ、や、
つまみ食いなど、
自分が特別だと思われたいと
この本に書いてあったので…」

貴女「それはよく分からないが…
まあ、団子はもらっておく」

・

・

貴女「…いいんじゃないか？よくできてる。
月人も食べてみろ。」

月人「いえ、俺は…」

貴女「私だけ食べるわけにはいかないだろう？
それに、
お前はまだお昼は食べていない筈だからな…。
身体にもよくない。
口、開けろ」

月人「……あー…」

月人は悩んだ末に口を開けた

Aはその中に団子を一ついれる

・

・

月人「美味しいと思います…」

貴女「そうか…」

そんな二人を見る多数の神達

アポロン「ずるいっ！ずるいよ！
僕も妖精さんにあーんしてもらいたいよ～！」

バルドル「アガナ・ベレアってば…。
でもそれについてわたしは同意見だよ…」

尊「あれは指輪のせいだ…
あれは指輪のせいだ…」

ロキ「もうキスしちゃえよ…
全然面白くないんだけど」

みんな「ロキ！/ロキロキ！」

ディオニュソス「まー
いい雰囲気なんじゃない？」

トール「確かに…」

ハデス「…」

複雑な心境をもつ神達だった