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深夜と早朝の狭間、誰もいない厨房に1人で立つ。当然こんな良い設備は使い慣れてないのいで、やれザルはどこだやれ圧力鍋はどこだと要らない気苦労が絶えない。そのうち慣れるんだろうけど、どうしても億劫さや寂しさが勝つ。
幹部に飯作るったって、幹部の好きな物も教えて貰ってない(総統に尋ねたら"ン？"とはぐらかされた)ので、無難に朝飯っぽいものたちをいつもより若干丁寧に作る。すごく丁寧に作らない理由としては、それがデフォだと思われるのが非常に面倒だから。
｢あ、ほんまに今日から来たんや。｣
『朝起きれるようになったんやな。おはよ。』
｢そりゃ"幹部"ですから。｣
ただでさえ眠そうな雰囲気が10倍増しになったショッピが厨房に入ってくる。昇進した時あんま喜んでなかったくせして、幹部になった途端威張るのは私にいじって欲しいからだろうか、何にせよ姉に引っつく弟のようで可愛い。
ハイハイと適当に流せば、彼はちょうど炒めてたウインナーをひょいっとつまんで食べた。熱そう……あ、指舐めた。やっぱ熱いじゃん。
『ショッピってなんか好きな食い物ある？』
｢えー……何だと思います？｣
『私が作るご飯とか？』
｢自意識過剰も大概にしてくださいね。｣
あながち嘘でも無いと思うけど、と言いかけた言葉を飲み込む。実際私が作ったポトフはよく飲んでた。確か固形物食いたくないんだったかな、ボルシチも好んで飲んでた気がする。
仕方ないので今度作ってあげようか。というよりコイツは覚えてるかな、まあまあ薄情だから忘れてそう。忘れてたら忘れてたで思い出させてやるまでだが。
｢というか俺、結構好物分かりやすかったと思いますけどね。言葉で伝えたことは……あったかな、無かったかもしれませんけど。まあかなり前のことだし忘れててもおか｣
『いやいや覚えてる！ポトフとかね？』
｢……なら初めから訊かないでください。｣
日常会話ですやんか、と返せば恨めしそうにこちらを見やるショッピ。私が本当に忘れてた時のために予防線張って会話してるのが見え見えで、澄まし顔の似合うコイツもやっぱり年下なんだなと改めて実感する。
そうこうしているうちに食事が完成し、食事を安い皿に盛り付けていく(この説明もn回目だろうが、高い皿を幹部に使わせると3日で割るのだ)。ショッピは私が何も言わないうちに配膳を手伝ってくれた。本当に成長したな……。
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ひより(プロフ) - 天才の小説を見つけてしまいました……(涙)キャラ作りとか、地の文の書き方がめっちゃタイプ…大好きです！！作者様のリアルを優先して欲しいのは勿論なのですが、もし戻ってこられることがありましたら是非続きが読みたいです…待っています……！ (11月8日 6時) (
レス) @page31 id: 2340b31398 (このIDを非表示/違反報告)
yまだ(プロフ) - 更新再開ありがとうございます！待ってました！！syp大好きなのでたくさん絡んでくれて嬉しいです！！（ ｉ _ ｉ ） (2023年1月9日 2時) (レス) id: a023009b5b (このIDを非表示/違反報告)
ミミック(プロフ) - 俺はマスターボールだ！！！！ (2022年12月2日 22時) (レス) @page20 id: 552a25aaf1 (このIDを非表示/違反報告)
みずき - ポケモンゲットだぜ☆((あ、面白かったです〜更新頑張ってください〜 (2022年9月22日 23時) (レス) @page20 id: 129e1b5429 (このIDを非表示/違反報告)
虹色のしっぽが付いた雪だるまのジャス民は我々だ！(プロフ) - 思わずモンスターボール構えた読者です笑 (2022年9月20日 17時) (レス) @page20 id: 779b4574fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：暴 | 作成日時：2022年5月26日 2時
