花寧々です ページ21
「どーしたのお？」
「………ゎ、」
「わ───────！？」
「うわっヤシロ、あんまり大きい声出すと…」
花子くんの言うとおり。
突然の花子くん登場に、授業中であることを忘れて叫んでしまった私は、盛大に恥をかくことになった。
もとはと言えば花子くんのせいなのに！もう、心臓に悪いったらありゃしない！
しかも、思わせぶりなこと言っちゃってぇ……！
怒ろうにも怒れないじゃない！
「んでぇー？何考えてたの？」
そう聴きながら、花子くんは私の髪に手を伸ばす。
ああっ、朝せっかく編み込みしてきたのに、
一工夫したリボンもほどかれた……！
少しむくれながらも、ノートにさっきまで考えてたことを書く。
〖源くんがおちこんでないかなって思って。。。〗
「？なんでー？」
なんでって…
〖ミツバくんと友達だったんでしょ、友達に忘れられちゃうなんて寂しいと思う〗
「そーお？」
〖そうだよ！〗
〖Aちゃんのこともあるし。。。私達で励ましてあげられないかな？いいアイデアない？〗
空を見上げて何か考えてくれるのかと思ったら、
「少年のことばっかりだね」
その言葉のすぐ後、
私は花子くんにぎゅ…と後ろから抱きしめられていた。
「え、ちょっと」
授業中で小声になるけど、内心かなり動揺しています。
「花子く…((ヤシロが急に鏡に吸い込まれちゃって俺だって寂しかったのになー」
「ヤシロは寂しくなかったの？」
「そっそれは…」
すぐ耳元で胸きゅん発言を呟く花子くんに思わず顔に熱が集まる。
「い、いいいま話さなくても…授業中だしそれに…とにかく離れて！」
恥ずかしがってるのがバレないように花子くんをぐいっと自分から離すと、
「シンパイもしてたのに」
と、それこそ顔を赤くしてそっぽを向いてる花子くんがみえた。
「花子くん？」と呼びかけても、向こうを向くばかり。
なんだ、ほんとに心配してくれてたんだ…。
少し胸が高鳴ったのも束の間、
「でーきた♪」
私の髪の毛をいじっていた花子くんがふいに手鏡を取り出して、私に向けると、
「ゲージュツテキ！」
「イﾞヤﾞーッ！！！」
髪の毛が大根になってました。←
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我妻 凛生 - やっぱり、この作品神 花琉Ｖ||さんも神 光くんも神 (2020年12月17日 11時) (
レス) id: 2cf38c9a15 (このIDを非表示/違反報告)
花琉�� - お茶と夏さん» そ、そんな嬉しいです…！ありがとうございます！更新停止状態でほんとすみません…ありがとうございます…！ (2020年8月6日 16時) (レス) id: 6e5e2b8cef (このIDを非表示/違反報告)
お茶と夏 - ぎゃああああああ！！！其の一から一気読みさせていただきましたッめっちゃすごいです！！（語彙力）あれ、目から涙が… これからも無理せず頑張ってください！ひそかに応援させていただきます(^▽^)/ (2020年7月14日 18時) (レス) id: eaec31ac14 (このIDを非表示/違反報告)
花琉�� - さくらみるくさん» 待って、優しすぎて泣いた()お久しぶりです…！ずっと更新停止状態でごめんね、頑張るね…！ (2020年6月27日 13時) (レス) id: feeba1fe32 (このIDを非表示/違反報告)
さくらみるく - え、え、え、待っていつの間にか更新されてる？！お久しぶり、さくらです〜ヾ(＾v＾)k ついにエソラゴト編かぁ〜……更新、無理せず頑張ってね。私はいつでも花琉ちゃんの味方だよ〜。 (2020年6月20日 13時) (レス) id: cab58be921 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花琉 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/a1129/
作成日時：2019年11月17日 22時
