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捌の欠片 ページ9
私がこの世界に来て……今日でもう二十年はたったのかな……?
現在私は二十四歳だから……
うん、今日で二十年目……
今私は結婚式に来ている
……え?誰のって?
そんなの、決まってるでしょ…?
一郎太とあの子の結婚式に……
ちなみに言うと、私は新郎友人代表で出ている
……え?守?今日は用事があるから出られないって言って私に代わりを頼んできたの
……まぁ、断ったけど、しつこかったからOKしたけどね…
やっぱり……一朗太のその瞳に……私は写らない。
風丸「……A、お前が友達で良かった」
そう言って微笑む一郎太
あぁ……そんな言葉聞きたくなかった……
『!…私も…一郎太が友達で…良かった…(微笑』
私は涙目になりながらも微笑み、そう言った
そのとたんに、一粒の滴が頬を伝う
…泣いちゃダメ…最後まで…笑い通せ…!
じゃないと……心残りができて……“幻想郷に帰れなくなる”…
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作者名：霧宮咲蘭 | 作成日時：2019年5月25日 13時
