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286度 ページ36

Aがはっとした瞬間にはもう、ナツがジェラールに飛び掛っていた。


「うおおぉおお!!!!」


凄まじい戦いにAは一瞬、目を奪われた。そして戦いは一見、ナツが優勢そうに見える。だがジェラールの不敵に笑う顔を見て、Aは眉間に皺を寄せた。ジェラールが本気ではないことに気がついた為だ。ナツの力を見ているんだ。


「火竜の…咆哮!!!!!」


再び炎がジェラールを包む。そして炎は吹き飛ぶ。中心に立っていたジェラールは余裕そうに笑う。


「それが本気か?」


ナツは少し驚いた顔をする。 Aも苦虫をかみつぶしたように顔を歪めた。


「この手で消滅させちまう前に、一度滅竜魔導士の破壊力を味わってみたかったんだが、 」


ジェラールは服の埃を払う。随分と余裕ぶっていてAは腹立たしかった。
ジェラールは服の埃を払い終えると、ナツを見た。


「この程度なら、恐れるに足らんな。Aのほうが数倍恐ろしい。」

「なんだとォーーっ!!!!」


ナツは勢いのままジェラールに突っかかる。Aはそれを見て慌てて声を上げる。


「ナツ!!冷静になって!そんなに無闇に突っ込んだら…!!」

「よくも儀式の邪魔をしてくれたな。オレの天体魔法でチリにしてやるぞ。」


ジェラールの元に魔力の渦が現れる。それにナツも反応するが少し遅れた。


「うがっ!!」


ナツはジェラールの流星(ミーティア)をまともに食らう。


「うっ…ナツ!!」


Aは力の入らない体を無理矢理起こす。そして足についた魔封石を見つめる。これさえ破壊すれば魔法が使える。
Aは壁を思い切り蹴りつけた。


「A!?」

「なにを、」


突然の大きな音にジェラール達が気がついた。壁を蹴り続けるAに恐る恐る視線を合わせる。強く蹴りすぎて赤紫に変色していた。それでもAはやめることはない。それしか、Aが出来ることが思い付かなかったからだ。





ーーーー海姫コーナーーーーー

昨日は今までサボってたぶんとお気に入りしてくたさった人のために頑張りました。笑

気がついたらお気に入り50!
海姫は嬉しかったです…、

これからも、こんな海姫ですが宜しくお願いします!(親指立てながら)

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  • 金 運: ★☆☆☆☆
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海姫(プロフ) - オーマイダティーさん» うおおお...、とんでもなく嬉しいです!! (2015年4月10日 22時) (レス) id: b9de7aef37 (このIDを非表示/違反報告)
オーマイダティー - とんでもなく、面白かったです!! (2015年4月10日 22時) (レス) id: 69b5cf62fa (このIDを非表示/違反報告)
海姫(プロフ) - M-Aさん» ありがとうございます!続編に行くのでそこでもよろしくお願いしますね!! (2014年11月3日 20時) (レス) id: ab7ccb80bb (このIDを非表示/違反報告)
M-A - わかりました!^_^ (2014年11月3日 17時) (レス) id: 520045c3f9 (このIDを非表示/違反報告)
海姫(プロフ) - M-Aさん» そんな!褒め過ぎですよ!!(照れまくり)もうすぐオリジナル始まるので、そっちも見てくださいね! (2014年11月2日 22時) (レス) id: ab7ccb80bb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:海姫 | 作成日時:2014年9月30日 22時

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