ぶりっ子は今日を生きる。【呪術廻戦】

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『自己紹介しまぁすぅ♡五条悟世代のマドンナ木更津Aでぇす♡』




「私達の世代のマドンナを名乗るなんて烏滸がましいよ」




「流石五条悟の世代、キャラ濃い」





「ん？先生の同級生ってこと…？」







「…もっとまともなことを言え」







蘇ったAに私が始めてかけた言葉がこれだったが、俺は悪くない。



確か注目の的ではあったが別にマドンナではなかったし、そんなことより何故生きているのかを聞きたい。








『そうよぉ♡良い質問ねぇ野薔薇ちゃん♡私はぁ悟くんのお尻が青かった時から背景にキラキラを背負って生きてきたのよっ♡』






「あ、俺分かったかも。悟達が言ってたイカれたサイコパスの同級生ってこの人の事だろ？」





『あらやだパンダちゃん♡いくら傑くんと悟くんが頭のネジ緩々のお馬鹿さんだからってぇイカれたなんて言っちゃだめよぉ♡ねぇ？夜蛾せんせぇ？」





「まず説明してくれ」







頼むから経緯を話してくれ。(切実)








「とりあえず、先輩がどうやって生き返ったか学長に説明してあげましょうよ！」




『ふふ♡私の雄は優秀ねぇ♡』




「ハイハイそうですね。ところで灰原にちょっかいかけるのはやめて頂いても？？」









Aを軽くあしらって話を促す健人に先程からため息が止まらない。


全く良い男だ。




健人に雄…お前達、本当に良い大人に育ったなぁ。


あんなに良心が欠落していた先輩達の背中を見て、よくこんな素晴らしい大人になるもんだ。









『経緯かぁ…ほらっ♡私呪われてたじゃないですかぁ♡だからこのままじゃ死んじゃうなぁって思ってぇ♡』









Aはペラペラと自分がした事を自己肯定感高めの話し方で説明した。






成る程、一度自ら死んで呪いが解かれたら生き返る様にした…と。




確かに縛りをする時は命をかけるのが一番簡単かつ強力だが…そんな事が可能なのか？



いやAを一般常識と比べても全く意味がないのは重々承知なんだが。








『分かりやすく言うと、呪いに上手く私の術式を引っ掛けてぇ上乗せする形でぇ縛りを課したのぉ♡』






「ますます分からんどういう事だ…？」






「相変わらずめちゃくちゃねぇ…」






「彼女のムカつく所は、この言動で頭は良いし実力もある天才ことだね」





『もぅ♡そんなに自分を下卑しなくてぃいんだよぉ♡だって傑くんはぁ健人より雄より悟くんよりも女の子にモテるんだからぁ♡』

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