ぶりっ子は今日を生きる。【呪術廻戦】

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呪詛師達は自分達の会話に夢中で2人に全く気づかない。


揃いも揃ってアホばっかじゃねーかよ。






『あのぉ♡お兄さん達ぃ♡』




「あ？」




「なんだお前？どうやってここ…何だそのパンダは」





『ふぇ？…ふふ♡お馬さんでしょぉ？』





「は？？」






それは無理があるぞA。




そいつは誰がどう見ても純粋なパンダだ。







「馬って…お嬢さん…」





「百歩譲って熊なら分かるけどよぉ…」





『うふふ♡クマ娘じゃなぃわよぉ♡』





「いや言ってないから」





『この子ぉ、男の子だからぁ娘じゃなぃのぉ♡』





「噛み合ってない場所がそこ以外にあるんだよなぁ〜」





『私が乗ったらぁどんなものでもプリンセスを運ぶぅ、白馬なのぉ♡きゃっ♡』





「え、中高校生だよな？？この子大丈夫？？」





「クソッ…パンダが居るなんて可笑しいのに上に居る人間がパンダ以上に異常でパンダに目がいかねぇッ…！！」





「情けないッ…！」







…安心しろ棘。


何処から突っ込めばいいか分からなさすぎて困ってるのはお前だけじゃないからな。







『私はぁ、今まで色んなモノに乗ってきたわぁ♡』





「おぉ…」





『水上バイクやぁパンダさんとぉ馬さんにぃ、小汚いおっさん(重低音)』





「小汚いおっさん」







ざわざわし始めたぞ呪詛師達が！




私はAのそんな事知りたくなかった…！！









『ふふ♡でもぉ皆んなはぁ、私の上に乗りたいよねぇ？』







おいおい見せつける様にマスクを外すな！！


静まり返るな呪詛師共！！


息を呑んで見入ってんじゃねぇよ！！！




インパクトの強い登場で意識が逸れていたが、どうやら始めてAの顔が可愛いということを認識した様だ。







『えへへ♡私と一緒にパンダさんの上で楽しみたい人ぉ、だぁーれ？』





「ッッ俺が！」




「退けろテメェ！！」




「僕が一番金持ちだ！」




『あはっ♡醜ぅぃねぇ♡』






イイ性格してんな木更津A！


男達の醜い争いを見て嬉しそうに笑ってやがる…！！







『ふふ…人気者過ぎて困っちゃったなぁ♡助けてぇ♡禪院真希ちゃぁん♡狗巻棘くぅん♡』








は？？



急に巻き込むなや。(マジギレ)









「なっ…！？！」




「狗巻…？！」




「禪院ってまさか…！！？」









「お前、呪術師か！？！」

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