ぶりっ子は今日を生きる。【呪術廻戦】

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あーほら、呪詛師共が警戒しだしたじゃねーか。

バレるに決まってんだろ、私も棘も呪術師の家系なんだから。





「棘…あいつ馬鹿だよな」



「しゃけ…」





まあ呼ばれたからには行くけどさ。



この部屋のドアはここだけの一方通行。

私と棘がここを塞いでいる限りアイツらは逃げられない。





「っつー事だ。観念しな」



「すじこっ！！」





Aの能天気が棘に移った…クソが。


お前らには出口塞がれた呪詛師が今にも襲ってきそうなの見えてない？？




『ふふ♡私ってばぁ、可愛くてぇ優しぃじゃなぁい？だからぁ、降参って選択肢あげるねぇ♡』



「うるせぇ！！俺たちには野望があるんだ！！」



『あら♡面白ぃっ♡♡』



「何笑ってんだ！クソが！！」



「俺たちは本気だぜ！？殺してでも成し遂げてみせる！！｣



『……野望…♡……現実も見れてなぃのにぃ…？？？』



「辛辣かよ」



『まずはぁ現実見てぇ、それで夢を見るなら分かるよぉ？ねぇ？』



「お、おかか！！」


「言い方キツ過ぎだろ…何もそこまで言わなくても」




「う、う、うるせぇガキ！！！」




夢くらい語らせてやれよ自由だろ！！


てか、呪詛師も呪詛師でいい歳した大人達が揃いも揃って図星で恥ずかしがってるの、正直痛々しくて見てられねーからな！！





『もぉ〜頑固なんだからぁ♡』





ドッカァンッッ!!!





「え、壁が…」



「なっ、何で！？！何で外の景色見えてんだ！？この部屋は建物の一番中心にあるんだぜ！？！」



「ワンパンで何枚壁ぶち抜くんだよ…呪力の濃さが異常だろ！」




『逃げたい人はぁ、逃げていいよぉ？ふふ♡逃げれるならねぇ♡』







「…怖えな、棘」



「しゃけ…」





この術師界に於いて過去最高の人材が生まれたと言われる世代。



それが悟達の代だった。







＿＿＿＿生命線であるヒーラーの家入硝子。
　(中身オッサンの傍観者)




＿＿＿＿実力も併せ持つ参謀、夏油傑。
　(愉快な前髪の愉快犯)




＿＿＿＿史上最強を誇る五条悟。
　(暴君俺様御坊ちゃま)




＿＿＿＿呪力モンスターの木更津A。
　(空前絶後のサイコパス)






『ふふ♡良い子ねぇ♡』





たった一発のパンチで戦意喪失させ、場を諫めた。


しかもあの予備動作は完全にアンパンチだったのにあの威力。






「そりゃ戦う気も失せるわな…」

【伏黒　恵】→←・

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