ぶりっ子は今日を生きる。【呪術廻戦】

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「何でお二人だと思うんですか！？」



「三輪、食い付き過ぎだ」




『だってぇ、硝子ちゃんならそういうキザな事似合うしぃ、歌姫ちゃんは私のナイト様だものっ♡キャッ♡恥ずかしぃ♡』




「遂に、そんなこと言えちゃうA自信が一番恥ずかしいって自覚が芽生えたんだね？」




『もうっ♡羨ましいだなんてぇ悟くんったら露出狂なんだからぁ♡』




「ハァン！！意味わかんな〜い！別に僕恥ずかしいのが羨ましいなんて思ってないし〜！！」




『ふぇ…急に大きな声出さないでよぉ…Aこわぁい♡』






「もーーーーー！！そうやって私を喜ばせるんだから！！かっわいいわねぇアンタ！！」




「私キザか…？？」




『ふふ♡硝子ちゃんもぉ歌姫ちゃんもぉだぁいすき♡♡』




「ハァッッッ…可愛い…どうしよう…私の後輩が可愛い…」




「ハハッ、そりゃどうも」









…はぁ…懐かしいな、この疲労感。(疲労感)



Aが居た時は常にこんな混沌とした空間が存在してて……今の生徒達はいい子ばかり。

おっと、涙が出てきそうだ。







『ふふ♡まぁ可能性があるのは傑くんと健人だと思うけどぉ♡』





「は？」







ほらAはまたこうやってポンポンポンポン新しい爆弾を投下する！！



見てみろ今にも凍りつきそうな大人組と嬉々として興味津々な生徒達を。

温度差で風邪引くぞ。





『2人はぁ、王子様のキスで目覚めるって知ってたもんねぇ？雄の時にぃ♡』





「え、僕？？何の話ですか？」






健人と傑は心当たりがあるのか下を向いて黙りこくっている。


何が怖いって、コイツら自分がやったとは誰も言わないがやってないとも言ってない。

我が生徒ながら恐ろしい。





『ふふ♡まあどうでもいいわぁ♡キスしようが何だろうがぁ、私が可愛いからぁ仕方ないのぉ♡』




「じゃあ今の時間なんだったんだよ」



「しゃけ」





謎にクルッと一周回ってこっちを見たA。


…嫌な予感がするんだが。






『私ぃ、まだ三年生なんですけどぉ、交流会参加しちゃいますぅ？』




「…そうだったな…」




そうだったな。(クソデカ溜息)


悟達と同い年じゃなくてまだ学生なんだった。

この問題児がもう一回、生徒をするのか…






「…健人、お前教員になるつもりは、」




「ありません。お断りします」






……早く胃薬買わないと。(危機感)

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