ぶりっ子は今日を生きる。【呪術廻戦】

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ヒートアップする2人の喧嘩。








「あーもう許さねぇ…！！このクソダサ前髪野郎！！」





「それはこっちの台詞だよっ…！永遠のガキ大将が…！」









2人の怒りが爆発する瞬間＿＿＿＿









「生徒の前で低レベルな喧嘩してんなよ」








「っ！しょっ…？！！」






「危なッ…！！」








ドゴォォォン






防犯ブザーの音が鳴る間も無く、今までで一番大きな轟音が響き渡った。


爆風も馬鹿みたいに強いから飛ばされないように必死だし(吹っ飛ばされた)、砂煙も酷くて目が開けられない。




正直、死んだって思った。









「おいっ、真希、棘…！生きてるか…！？」






「ケホッ…しゃけ…！！」






「マジでぶっ飛んでんな…！」








この辺りもう更地になってんじゃねーか？


学長帰還して怒鳴り散らかすの未来が見える。



てか、硝子は大丈夫か？

悟も傑も動いてる気配がないけど、今回ばかりは死んだ？？？




あー…頭が馬鹿になって小学生みたいな感想しか言えねえ。








「お。だんだん視界が晴れ、て、きた…な」






「しゃ…け、…」






「は？？何だ、これ」








更地になっていると思った周囲は、さっきのビッグバンが起こる前と何ら変わりない。


あれだけの衝撃があったにも関わらず、だ。



何でだ、と、思ったのも束の間。

想定内の答えはすぐ目の前にあった。







『やぁだぁ♡私の為に喧嘩しなぃでぇ♡』







「やっぱりAかぁ…」




「だろうなとは思ってたけど」




「しゃけ」







Aが空気をいじったおかげでさっきの大爆発でも広範囲に被害が及ばなかったんだろうな。


てか、それ以前にこの化け物の喧嘩を止めれるのはAくらいだし。





ほら、見ろ。


止めるというか、2人とも血を流しながら地面に埋まってる。

Aの手法は完全に殺す勢いなんだよな。(もっとやれ)







「な？言ったろ？大丈夫だって」





『ふふ♡硝子ちゃんを呪霊が襲ってるのかと思ってぇ、危うく祓う(物理)ところだったわぁ♡』






「…ってて…何してくれてんだよA」





「何？君…死にたいのかい？」







…オイオイ。


2人とも思った以上にガチギレじゃねーか。

どんだけ殺気放ってんだよ。


こんなにキレてる2人は初めて見る、から、あまりの殺伐とした空気に心臓がキリキリしてる。

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