Lv.999 のぶりっ子 【呪術廻戦】

拝啓　家入硝子様 ページ47

硝子ちゃんへ♡








私、硝子ちゃんのこと心配してるのよ？


タバコにお酒に寝不足♡




女の子の天敵の過剰摂取よっ♡






貴女、大人になるけどお酒もタバコもほどほどに楽しむのよ？









ふふ♡


ありがとうね、硝子ちゃん♡






硝子ちゃんは面倒臭い事嫌いだし、空気読める子だから干渉しなかっただけで♡



でも、本当は、勘が鋭いから少し気づいてたよね？





私がこういうこと考えてるって。





だからちょくちょく遊びに来てくれてたのよね？


心配してくれてたんだよね？




ふふ♡

すっごく嬉しかった♡




人見知りな猫に懐いてもらえてみたいで♡









うーん…何と言うか私、硝子ちゃんより察しがいい子に会ったことないの♡








ふふ、分かるかしら？





私、手紙にも書いたけど部屋に術式かけたの♡



私が死んでも持続する様にしたからそこまで強くないかもしれないけど♡




硝子ちゃんにお願いしても良いかしら？








貴女は自分の限界も気の抜き方もちゃんと分かってると思ってるわ♡






だから無責任に、ほどほどで良いわ♡









皆の事も全部任せたわよ♡









+++++++++++++++









「寝不足ねぇ…」






あんたはどうだったの？



夜遊んでるでしょ。

しかも、金持ちのお偉いサンとばっかり。




気づいてたって程じゃない、何かしてんだろうなって思っただけ。






「こんな事になると思わないだろ」







今なら分かる。




あんたが金持ちの有名人ばっかりターゲットにしてたの、あの男の事探る為って。


あの男の家族は国民カースト上位の人間だったから。







「、ふー…本当に馬鹿」








初めて見たのは、お前が幽霊が見えるって言った日だったっけ。





いつも自然で綺麗な笑顔でお淑やかに「うふふ」って笑って。




でも、心から笑う時は眉間の左側に皺を寄せて、眉毛を下げて「もう、仕方ないなぁ」ってする。


感情が溢れる様に。



そんな顔で笑う。





五条が言う、“ブサイクな顔”がそれだよ。





可愛いかったよ、綺麗じゃない笑顔だって。


心から込み上げたそれを隠そうと笑う。




そんなアンタの笑い方が好きだった。






「、ふー…」








いいよ、分かった。




頼まれてあげる。






私だけがアンタの事、一番まともに良く分かってたから。







「…あーあ、久々に酔ったな…」

happy end.→←拝啓　五条悟様

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