Lv.999 のぶりっ子 【呪術廻戦】

【七海　建人】 ページ25

同級生の灰原と廊下を歩いていた。








「新入生見に行こうぜ！！」




『ふふ♡私の王子様はぁいるかしらぁ♡』





「君に必要なのは王子様じゃなくてかかりつけ医だよ」





『舐めてれば治るなんて…♡キャッ♡傑くんのいぼ痔ッ♡』




「意味わからんwwww」




「私よくコイツと一年やってこれたな」







…後ろからなんか聞こえた。




私は何があっても絶対に後ろを振り向かない。


心底ここから早く立ち去りたい。








「…あ、いた」






「うわ男2人とかムッサ！！まぁ女もうるせーから嫌だけど！」





『あらぁ♡あの子真面目そうなのにパツキンねぇ♡高校デビューかしらぁ♡可愛い♡』







「あれ？七海、今のって、」





「行きますよ灰原。何があっても絶対に振り向くんじゃない」




「オイオイ連れねーこと言うなって！！」





「！？えっ横に！？近っ！？」









白髪に高身長…


あぁ、これが噂の五条悟か。







「失礼ですが急いでますので」






「まあまあそう言わずに。このゴリラ２人に囲まれたくない気持ちは分かるけど仲良くしよう？」





『傑くぅん、自分達の事をゴリラだなんて自虐しないでぇ？悟くんとぉ傑くんはぁ、ゴリラと言うよりフンコロガシだよぉ♡』









え、…………え？？？？(二度見)


いや美人、というか、え？？？？？





やばい喋り方の女性いるなとは思っていたが、こんなに眉目秀麗な人が？？？？


ぶりっ子？？？？




てかまて、さっきこの人、この綺麗な顔で『いぼ痔』って言ってたよな？？？







「うわ！先輩達、皆んな美人ですね！！」






「ふふ。そんな事はな、」






『あっらぁ？私が可愛いなんてぇ一般常識だよぉ？もぉ、ぷんぷんっだぞぉ♡』





「やばい硝子吐き気してきた。反転術式で治して」





「無理」







待ってくれ、情報量多すぎて頭パンクしそう。



良いな灰原、お前は楽観的で。








「僕、灰原雄です！こっちが七海建人」







『あらあらぁ♡可愛いわねぇ♡雄くんって言うのぉ♡私はAよぉ♡』







勝手に私の名前を…




それに乗じて別に知りたくなかった先輩達も自己紹介をしてくれた。







「先輩、とっても可愛いですね！僕ビックリしましたよ！！」







『ふふ♡知ってるわぁ♡私は、男も女も、見た人全員に驚きを与えてしまうのよぉ♡』







確かに。


(見た目と性格のミスマッチから来る)衝撃が凄い。

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