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side in

顔を見て何か言われると思ったけど、涼介君は何も言ってこなかった。

突然「お腹すいた。ルームサービス頼んでよ。」って。お腹すいてたんだ。気づかなかったな、申し訳ない…。

イチゴのタルトをすごい幸せそうに食べてる…。頬張る姿がハムスターみたいで可愛いな。

寝る準備をしていると「いのおちゃん寝るよー。」とベッドに入りながら、"おいでおいで"をしてくる…。

『ふぇっ!?…あ…あの、先に寝てて下さい…仕事のメールしたら僕も寝ますので…』

「じゃあ待ってるから早く来いよ、ハニー♪」

『だから、そーゆーの止めて下さい!////』

もうっ!こっちは緊張でいっぱいいっぱいなのに。やっぱり一緒のベッドは無理…。

俺は涼介君が寝たのを確認してから一人掛けの椅子に体育座りしてコートを前からかけて眠った。

──────────

side ym

夜中に目が覚めた。隣を見るといのおちゃんが居ない。

起き上がって部屋を見渡すと椅子に丸くなってコートをかけて寝ているのが見えた。

「いのおちゃん何やってんの?」

肩を叩いて起こす。するとぼんやりと目を開けた。

「風邪引くだろ。ベッドで寝ろよ。」

するとコクンと頷いて両手を広げてきた。え?これって…抱っこして連れてけって事!?

恐る恐る脇の下に手を入れると首にギュッと腕を巻き付けてきた。体、冷えちゃってるじゃん。

そのまま抱上げてベッドに下ろすと、すぐに寝息を立ててすやすや眠ってしまった。

突然の事に心臓の鼓動が速くなる。いのおちゃんはすごく軽くて、すごく良い匂いがした。

そっと隣に入って横になる。心臓がうるさい。その理由を考えているうちに、俺もそのまま寝てしまった。

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love - ヤベェェェェ〜〜〜〜!!めっちゃ面白いです! (2017年3月12日 17時) (レス) id: d7a818a5fe (このIDを非表示/違反報告)
白猫黒猫(プロフ) - (名前)Moka(*???*)さん» コメントありがとうございます!面白いって作者にとって最高の誉め言葉です♪頑張ります! (2017年2月20日 22時) (レス) id: 7345b776ef (このIDを非表示/違反報告)
(名前)Moka(*???*)(プロフ) - うわーめちゃくちゃおもしろいです!!いのちゃんかわいいです!!これからも更新お願いします! (2017年2月19日 23時) (レス) id: faa6097176 (このIDを非表示/違反報告)
白猫黒猫(プロフ) - JUMP大好きな白米と猫さん» コメントありがとうございます!楽しんで頂けて嬉しいです。風邪ネタ好きなので思ったより長くなっちゃいました(^-^; (2017年2月18日 22時) (レス) id: 7345b776ef (このIDを非表示/違反報告)
JUMP大好きな白米と猫(プロフ) - 続き楽しみです!!山ちゃん大丈夫かな…(;´・ω・) (2017年2月18日 19時) (レス) id: f122806c5b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白猫黒猫 | 作成日時:2017年2月6日 22時

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