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5,眩しいくらいの朝日。 ページ7

目を覚ませば雄黄色の朝焼けが映る。次の瞬間、ぱっと眩しく感じた…朝日だ。その眩しさは心なしかハルヤの昔見た笑顔に似ていた。
その笑顔が今の私の心を締めつける。なんで見えるんだろうな、と不思議に思ったがよくよく思い出してみればその笑顔を見たときも朝日が照らしていたことが関係しているのだろうと納得した。

しかし、思い出してみればまた私の心を締め付ける。
でも、やっぱり朝日は眩しいくらいにキラキラ輝いている。

私の中の思い出というものは実に断片的なものだ。
関係する何かを見るたび、思い起こすことができたが完全にというわけではない。
バラバラに散らばったパーツは私にとって辛いもので。

しだいに日が昇りっていく様を私はただ眺めていた。

「お腹減ったな…」

ただただ眺めていただけだったが、気づけばお腹が減っていた。
食事にありつくためには人間姿がいいのか、妖怪姿がいいのか。妖魔界ならば、妖怪姿一択だがここは人間界。どちらにすべきなのかとんと見当もつかない。

日はぐんぐんと昇っていく。

気がつけば人間たちが盛んに行動する時間になっていた。
こうなればどうすべきなのか。答えは簡単である。

「人間姿になろう」

真っ黒な長い髪に帽子を深くかぶり、大きなマスクをつけた顔が隠れた少女。私だ。
ポケットに入っていた土だらけの硬貨。人間界を探索するうちに見つけたもの。
それを手のひらに置き、近くの水飲み場で洗う。すると銀色の硬貨や銅の硬貨が朝日の影響でまるで、昨日見た星々の様に輝いている。

その硬貨をさっきまで入っていたポケットの中に突っ込むと、私は少し朝日を見上げてから歩き出した。

6,温かい肉まん。→←4,夜空に煌めく星々。



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ピカヒカリ(プロフ) - 妖姫海さん» お久しぶりです…!コメント、有難うございます!頑張ります!(妖姫海さんも頑張って下さい!応援してます!) (2019年5月23日 22時) (レス) id: c88429faf5 (このIDを非表示/違反報告)
妖姫海(プロフ) - やっぱりすごいですね・・・!!頑張って下さい!! (2019年5月23日 21時) (レス) id: 46d529bdf6 (このIDを非表示/違反報告)
ピカヒカリ(プロフ) - コロニャンさん» ありがとうございますッ…!嬉しいです…!!今から更新してきます!! (2019年5月12日 18時) (レス) id: f74e3a9ead (このIDを非表示/違反報告)
コロニャン - 何回読んでも、おもしろい (2019年5月11日 20時) (レス) id: a0b631ee37 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ピカヒカリ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年5月6日 19時

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