転生224 ページ35
今日は、いずの謹慎最終日の夜だ。
ここ二日は、普通に授業を受けて、仕事をしていた。
変わったことといえば、お昼ご飯がかっちゃんのお弁当だったことくらいだ。
私は食堂に行くのがめんどくさいので、謹慎中はかっちゃんにお弁当を作ってもらうことにした。
たぶん、謹慎解けてもお願いするだろうけど。
あと、父さんに会うために連絡をしたらいつものバーではなく、
地図で見る限り、廃倉庫に来るように言われた。
...めんどくさいんだけど。
そう言いたい気持ちを堪えて、了承のメールを送っておいた。
当日は、雄英近くのスーパーマーケットにミスターが迎えに来てくれるそうだ。
(コンプレスさんと呼んでいたら、ミスターと呼んでくれと言われた)
何故、スーパーマーケットなのかはわからないけど、一応了承しておいた。
夜はかっちゃんの部屋に押し掛けて勉強を教えてもらい、深夜に仕事を片付けていた。
最近、本当に仕事が多い。疲れる。寝れない。
それでも、やっぱり仕事が好きだから、仕事を優先してしまう。
まぁ、上手くやれてるから問題ないでしょう。
そういうことで私は、今夜も仕事を片付けた。
...部屋のベッドで寝たいなぁ。
そして翌日
「ご迷惑おかけしました!!」
息巻きながら、いずが気合いをいれて教室に入ってきた。
３日間の遅れを取り戻すために頑張るそうだ。
私は、適当に頑張れと言っておいた。
「じゃ緑谷も戻ったところで本格的にインターンの話をしていこう」
相澤先生はドアの方に向かって「入っておいで」と声をかける。
誰がいるのかは大方予想できるけど、わからないみんなはドキドキしているんだろう。
「職場体験とどういう違いがあるのか
直に経験している人間から話してもらう
多忙な中都合を合わせてくれたんだ 心してきくように」
相澤先生が話している間に、ドアがスラーとゆっくり開けられる。
「現役雄英生の中でもトップに君臨する３年生３名____...
通称ビッグ
先輩方が入ってくると、みんなザワザワし始める。
やっぱり、雄英のトップって言われると、気になるのがまぁ当たり前だよね。
強い人たちを見たら、何となくドキドキワクワクしてしまう気持ちはわからなくもない。
「じゃあ手短に自己紹介よろしいか？
天喰から」
最初に指定されたのは天喰先輩だけど...
彼を最初にするのは、よくないのでは？と思う。
だって... あの人はノミの心臓...
とてつもなく、小心者なのだから
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 36人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：鈴蘭 | 作成日時：2018年4月1日 19時
