転生221 ページ32
教室に戻る時に百ちゃんに聞いてみる。
「あの、百ちゃん 校長先生ってどんな話をしていたの？」
そしたら、「聞いてなかったんですか...？」と驚いたように言われたあと
仕方ないですわね、と言ってから説明をしてくれた。
「校長先生は最初に毛並みの話をしていましたが、あまり関係はないでしょう
大事なのはその後で、夏休みの事件について仰っていました
事件の影響はすごいスピードで広がっていきましたよね
そこで、
そして最後に、社会の後継者であることを忘れないようにと伝えて終わりましたよ」
説明が終わったところで、ちょうど教室に着いた。
席に戻りながら「ありがとう」と伝えると、「Aさんにはお世話になっていますから」と
微笑みを返された。...百ちゃん、天使だ。
ちなみに、ハウンドドッグ先生(ブラド先生)の話は聞いていた。
喧嘩をして謹慎になったかっちゃんといずが、問題児扱いされていてクスッてなっちゃった。
峰田くんはハウンドドッグ先生の叫びに圧倒されていて、百ちゃんは呆れていた。
席につくと、相澤先生の話が始まる。
「じゃあまァ...
今日からまた通常通り 授業を続けていく
かつてない程に色々あったがうまく切り替えて学生の本分を全うするように
今日は座学のみだが後期より厳しい訓練になっていくからな」
今日は座学のみなのか...
体を動かせないのは退屈だけど、座学だけだったら楽でいいや。
わからないとこがあったら、かっちゃんに聞けばいいし。
「何だ芦戸？」
相澤先生がみなちゃんを威嚇している。
みなちゃん、話の途中に後ろ向いてたから...
みなちゃんの代わりに、梅雨ちゃんが先生に質問をする。
「ごめんなさい いいかしら先生
さっき始業式でお話に出てた“ヒーローインターン”ってどういうものか聞かせてもらえないかしら」
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作者名：鈴蘭 | 作成日時：2018年4月1日 19時
