転生222 ページ33
梅雨ちゃんがインターンについて質問したことで、
みんなもその話題について話し始めた。
「そういや校長が何か言ってたな」
「俺も気になっていた」
瀬呂くんは後ろを向いて、常闇くんと話している。
百ちゃんは「先輩方の多くが取り組んでいらっしゃるとか...」と発言する。
相澤先生はその発言を受けて、ヒーローインターンについて説明することにしたようだ。
後日やる予定だったそうだが、その方が合理的らしい。
ヒーローインターンについては知ってるけど、説明は聞いとこうかな。
「平たく言うと“校外でのヒーロー活動”
以前行ったプロヒーローの下での職場体験... その本格版だ」
みんなの反応を見るために後ろを振り向くと、お茶子ちゃんが立ち上がった。
おぉ...、いきなり立ち上がったから驚いた。
「体育祭の頑張りは何だったんですか!!?」
お茶子ちゃん、そんなに焦らなくても大丈夫なのに。
頑張りが無駄になるようなこと、絶対ないのになぁ。まぁ、知らないならしょうがないかもだけど。
お茶子ちゃんの発言に、飯田くんは納得し、砂藤くんは「まー落ちつけよ」と宥めようとしている。
「
これは授業の一環ではなく生徒の任意で行う活動だ
むしろ体育祭で指名をいただけなかった者は活動自体難しいんだよ」
この言葉で、体育祭での努力が無駄じゃなかったということがわかっただろう。
「元々は各事務所が募集する形だったが雄英生徒引き入れの為にイザコザが多発し
このような形になったそうだ
わかったら座れ」
お茶子ちゃんは「早とちりしてすみませんでした」と謝りながら席に着いた。
「仮免を取得したことでより本格的・長期的に活動へ加担できる
ただ１年生での仮免取得はあまり例がないこと
まァ体験談なども含め後日ちゃんとした説明と今後の方針を話す
こっちも都合があるんでな」
話は終わったというように、ドアの方を向く。
相澤先生が待たせて悪かった、と言うと、マイク先生が入ってきた。
１時限目は英語だ。
寮に戻ると、リビングでみんなが今日の学校について話し出す。
英語の時、習ってない文法でたねとか
インターン参加できるかなとか
１日だけど、今日知ったことは多い。
いずの、置いていかれてるって顔が面白かった。
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作者名：鈴蘭 | 作成日時：2018年4月1日 19時
