転生193 ページ3
まずはいずを探してみようかな？
そう思いカメラの映像をチェックしているといずの特徴的な頭を見つけることができた。
誰かと一緒にいる。あれは...士傑高校のケミィさんかな？
あれ？服を着ていない？それより、あの体の一部が液体になるような個性ってトガさんに似てる。
ケミィさんの個性は“幻惑"だから、あの姿を見せることはできるけど...
あんなに長時間発動できるものなのか？
トガさんだとしたら辻褄が合うんだけど、確かめようがないしなぁ。
突然、ケミィさんがいずに攻撃を仕掛けた。
その攻撃の仕方はトガさんそっくりだった。トガさんの戦闘データは頭に入っているから間違いない
あの人はトガさんだ。あの人の戦闘スタイルは独特だから。
いずはなんとか攻撃をかわしていたけど、ギリギリだ。
このままじゃ危ないかも...?
そう思い始めたとき、サッとテープが横切った。あれは瀬呂くんだ。
そして、その後ろからお茶子ちゃんが飛び出してトガさんに攻撃をする。
さすがに避けられていたけど、不意をつくいい作戦だ。
トガさんはお茶子ちゃんたちと距離をとり、何かを話している。
何を言ったのかはわからないけど、それを伝えると満足したのかトガさんはバッと消えていった。
取り敢えず、いずがお茶子ちゃんと瀬呂くんと合流できてよかった。
トガさんとの戦闘も回避できたし、あの３人がいればクリアはできるだろう。
私はそう判断して、次はかっちゃんを探す。
なかなか見当たらなかったけど、なんとか見つけられた。
かっちゃんと上鳴くんがいて、士傑高校の肉倉さんと対峙している。
それはいいんだけど、切島くんはどこにいるんだろう？
...もしかして、肉倉さんの個性でもう肉塊にされてしまったということなのか？
まぁ、いないってことはそういうことだろう。上鳴くんも結構焦ってるように見えるし。
でも、肉倉さんと対峙しちゃうなんて気の毒だなぁ。
理由？そんなのは単純で、あの人はかっちゃんの嫌いなタイプの人間だからだ。
一緒にいると、苦手なタイプとかなら何となくわかる。
かっちゃんなら大丈夫だとは思うけどね？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 36人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：鈴蘭 | 作成日時：2018年4月1日 19時
