転生204 ページ15
それを見ていた峰田くんが自分の見解を口にする。
「両者ともトップクラスであるが故に自分本位な部分が仇となったわけである
ヒエラルキー崩れたり！」
そのうえさらに、轟くんに何かしようとしていたので、私と飯田くんで押さえておいた。
峰田くん、今はダメだよ...。
いずと百ちゃんも轟くんの名前を呼び、心配している。
『えー全員ご確認いただけたでしょうか？
続きましてプリントをお配りします
採点内容が詳しく記載されてますのでしっかり目を通しておいてください』
目良さんがそう言うと、黒服の人たちがプリントを配り始める。
私も名前を呼ばれたので受け取りに行く。
点数は、52点か...。
さっき、ボーダーラインは50点って言ってたから、本当にギリギリだ。
何が悪かったんだろう？
[怪我を治してからの扱いが雑
めんどくさそうな表情で不信感を与えていた
他人任せな行動が多々あった]
少し読んでみたけど、私悪いところばっかだなぁ！
他人任せな行動...
切島くんに案内させたり、私が見つけた人を上鳴くんに救助させたりしたことかな？
他のことにも心当たりがありすぎる。
真面目にやってたつもりだけど、途中から集中力途切れてたからな...しょうがない。
「合格した皆さんはこれから緊急時に限りヒーローと同等の権利を行使できる立場となります
すなわち
ヒーローの指示がなくとも君たちの判断で動けるようになります」
緊急時に限ってだけど、自分の判断で色々出来るようになるのか。
私、合格してない人とほとんど同じ点数だけど、そんな権利をもらっていいんだろうか？
...なんか罪悪感があるな。まぁ、利用するんだけどね？
「しかしそれは君たちの行動一つ一つにより大きな社会的責任が生じる事でもあります」
私の行動に社会的責任が生じる、そんなの仕事では当たり前だから今さらだ。
仕事は責任持ってやらないと、殺されちゃうかもしれないしね。裏社会だし？
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作者名：鈴蘭 | 作成日時：2018年4月1日 19時
