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「ほー、結構時間かかったねー…」

綺麗になった部屋の中心でそう呟く私の近くでは、ソファーに沈んでぐったりしているしょーちゃん。

隣に座って顔色をうかがった。

「しょーちゃん大丈夫…?」
「…やべぇ、疲れた」

凄い疲労感が伝わってくる。

いつもならここで、“だっらしないなー、シャキッとせんかい!”位言うが、今回は身に覚えがあり過ぎた。

覚えが…ありすぎた。


「…お仕事増やしてごめんね、しょーちゃん」


心を込めてそう伝えると、不意に延びてきた手に頭を掴まれた。
しょーちゃんはそのまま私の頭をわしわしと撫でる。

「んだよ、お前本当に昔から変わってねーのな。こんなんいつもの事だろ、出来ねーことが有る事くらい当然何じゃねーの?」

“中学時代何でも出来る怖ェ奴居たけどよ、あれはイレギュラーだな”と付け足し、小さく笑みを浮かべていた。


しょーちゃんは誤解されやすいけど、こんなにも優しい。


「おいこらお前らいちゃいちゃしてんじゃねーよ」

両手に何かを持ったお兄ちゃんが部屋に入ってきた。
途端に美味しそうな匂いが漂ってくる。

「遅いけど昼飯、出前でピザな。今から作ってもアレだし…でも、祥吾マジで助かったわ、サンキュー」

「…悠介に言われっと裏を感じる」

「よーし、祥吾くーん、ちょっとお兄さんと表出ようか」


くいくい、と指で玄関を指すお兄ちゃん。

「お兄ちゃんってば乗らないでよ、私もおなかすいちゃった!何これ、シーフード?」

「あぁ、シーフードと三種のチーズと…」

「あ、それじゃ俺これで…あつっ…」

「しょーちゃん猫舌なんだから無理しないで!?」


慌ててお茶を飲むしょーちゃんと、それを見て笑っているお兄ちゃん。
あぁ、やっぱりこういう日常が大好きです。

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りた。(プロフ) - のりかん2さん» ありがとうございます!灰崎を振り回したい!というとんでもない動機で書き始めたものでしたが、そう言っていただけると本当に嬉しいです!これから続きますがどうぞ末永くよろしくお願いします! (2016年7月2日 15時) (レス) id: c66c29cc58 (このIDを非表示/違反報告)
のりかん2(プロフ) - お気に入り登録失礼します(*^^*)面白いです!これからも頑張ってください!( ̄^ ̄)ゞ (2016年7月2日 12時) (レス) id: a4c544db8e (このIDを非表示/違反報告)
りた。(プロフ) - 終夜さん» わわ、ありがとうございます!灰崎は、黄瀬同様いじられキャラだと思っているので、灰崎推しさんにそう言ってもらえると嬉しいです!今のところオリキャラが大活躍していますが、これから灰崎中心になっていく予定なのでどうぞ今後ともよろしくお願いします!! (2016年6月27日 20時) (レス) id: c66c29cc58 (このIDを非表示/違反報告)
終夜(プロフ) - 灰崎くんのいじりとツッコミがおもしろいです!灰崎くんは一番の押しキャラなのもありめっちゃ応援してます! (2016年6月27日 18時) (レス) id: 0a4d6efb04 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りた。 | 作成日時:2016年6月26日 17時

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