32通目 未来編 ページ32
ふぅ__と息をつき携帯から目を話す
だいぶ読み進めたものだ、ガラケーからスマホな変えた時に捨てなくてよかったと思う。
あれからだいぶ時がたったが、あの時の記憶は鮮明に覚えている。
「ほんと、鈍いんですから」
そうつぶやいた時、玄関のドアが開く音がした。リビングからは誰が入ってきたかわからないが、たぶんあの人だ。
開いてたガラケーを閉じて、椅子に座り直すとリビングの扉が開いた
「Aいるか?」
「岩泉さん」
駆け込んできたのはいとこの岩泉一だ
仕事場から急いできたのか呼吸は乱れていたし、スーツも少し着崩れしていた。
「そんなに急がなくてもよかったのに…」
「まぁ、な。ほらケーキ買ってきた」
箱を見れば今話題の店名だった
思わず彼の顔を見れば「記念日だしな」と笑った。
越して来たばかりで家具の少ないリビングを見渡す。先週買ったばかりの冷蔵庫がぽつんと置いてあった
それにケーキをしまいまたもとのソファーに座る
「にしても、またそれ見てたのか?」
「これですか?」
彼の目線の先にはガラケーがあった
見ていたことを隠す訳では無いが、いざそう言われると小っ恥ずかしい気持ちになる
「あー、その……はい」
「そりゃ、熱心なこった」
自分でもそう思う、こんなものを見て楽しんでる自分は単純だなと。
「あいつ…今頃何してんだろうな」
時計の針は刻一刻と進んでゆく
私は岩泉さんの言葉に返す言葉がなかった
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涙 - え、なんか予想してなかった展開きた。ここでまた面白くするとはっ…!すごいですね!これからも更新待ってます!頑張ってください! (2016年7月18日 19時) (レス) id: 41645c9292 (このIDを非表示/違反報告)
恂さん(プロフ) - 八重紅さん» ほんとに鈍川さんですよね笑そんなふうに言って下さるととても嬉しいです!!頑張ります! (2016年7月15日 20時) (レス) id: 119128e411 (このIDを非表示/違反報告)
八重紅(プロフ) - あぁぁぁあぁぁぁ…ゆめぬしちゃんががわ゛い゛い゛…。及川さんんん鈍川さんだと思っているのは私だけですか!?←この作品大好きです!では、また! (2016年7月15日 7時) (レス) id: 6de9376627 (このIDを非表示/違反報告)
グレイ(プロフ) - 2人の会話、凄く面白いですww一途な及川さんかわいいです!何気にちゃんと返事してあげる夢主ちゃんも!!これからも無理のないように更新頑張ってください! (2016年7月9日 17時) (レス) id: 6987758746 (このIDを非表示/違反報告)
涙 - 夢主ちゃんの七夕についてが面白いww浮気って…いやぁ、夢主ちゃんの及川さん弄りが面白すぎるwこれからも楽しみにしてます! (2016年7月8日 20時) (レス) id: 41645c9292 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:恂さん | 作成日時:2016年7月3日 17時