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双子 ページ1

リド・A「『おはようございます。お母様』」

リド母「おはよう2人とも」

A『今日の朝ごはんはなんですか?』

リド母「今日はパンとサラダチキンよ!」

リド「お母様、お皿の準備しますね」

A『僕も手伝います!』

リド母「ありがとう、2人とも」

〜準備〜

3人「「『いただきます』」」

リド・A「『(味気ない…)』」

リド母「どう?美味しい?」

リド・A「『とても美味しいです。お母様』」

リド母「そう?なら良かった!」

〜食べ終わり〜

リド母「じゃあ今日も1日お勉強頑張ってね」

リド・A 「『はい。お母様』」

〜3時間経過〜

リド・A「『(疲れた…)』」

リド母「よく頑張ったわね。少し休憩していいわよ」

リド・A「『ありがとうございます。お母様』」

〜夜〜

リド母「おやすみなさい」

リド・A「『おやすみなさい。お母様』」

A『ねぇリドル…』

リド「どうしたんだい?A」

A『僕大きな苺の乗った真っ赤なタルトが食べてみたい』

リド「………そうだね。いつか食べに行こうね」

A『!!ほんとに…?』

リド「あぁ。いつか2人で食べに行こう」

A『じゃあ約束だよ!リドル!』

リド「……うん…!」





同じ顔、同じ服を着た鏡のような僕の片割れは、笑顔で答えた。









傍から見れば異常かもしれない僕達の家。

でも僕らにとってはこれが普通。

これしか知らない。

お母様が言ったことは全て正しい。

でもどうしてだろう。

なんだか苦しい。









でもリドルがいるから大丈夫。

僕達は双子。

いつでも支え合って。

なんでも同じ。

着る服も、髪型も、仕草も、口癖も、能力も。

全て同じでなくてはならない。

僕達は双子だから。

互いを映す鏡だから。

ねぇそうでしょ?









お母様。

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作者名:aria | 作成日時:2021年5月16日 0時

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