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「 私が見たかったのは、綺麗なロボロ君だけなんだもん。ファンの事を不細工だって言ったり、ATMだって思わない完璧なアイドルのロボロ君だったから。それなのに、ロボロ君は最悪のアイドル。カメラが向けられれば、良い顔をするけれど、カメラのない時は、笑いもしない。スタッフへの態度も悪い。極め付きに、女関係だってお盛ん。マイカちゃん以外にも別れた女はいるんでしょ？全部、バレたから。 」
Aは悪気もなさそうな表情で、つらつらと饒舌に話す。女を舐めちゃいけなかった。罠に掛かった。
「 台湾で自由に暮らして。もう、不細工なファンもATMも居ないけれど、今より随分と自由な生活になるよ。カメラはもう、ロボロ君に興味なし。誰とセッ クスしても、密告されないから安心してね。私ももう、興味無いから。ロボロ君に。 」
じーっと、猫目に睨み付けられた。そんな、恨みを買った事なんてあったのだろうか。Aが俺に向ける強い殺意が分からなかった。それより、脳が受け入れるのを拒否していた。
「 でも、もうロボロ君は誰にも愛されないよ。アイドルじゃないロボロ君に、需要はないから。 」
俺は、業界での振る舞いが100点だと思っていた。だが、どうだ。仕事仲間に裏切られたじゃないか。
「 さようなら、皆のアイドル。 」
人としてのクオリティ、ね。
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紗枝(プロフ) - ちびさん» こんばんわ。温かいコメント有難う御座います。本当に嬉しいです☺ " はくしき "とても思い入れのある作品です。そんな風に言って下さって、光栄に思います。これからも度々、覗きに来てくれると嬉しいです💐 (5月30日 3時) (
レス) id: ed8861063f (このIDを非表示/違反報告)
ちび - この短編集から貴方様の事を知りました。とても文が好きで文字の使い方が好きです。とくに「はくしき」が何か胸にもやっとくるような不思議な気持ちになりましたとても好きです😢✨これからも応援してます。 (5月29日 21時) (レス) id: b1c4d4a663 (このIDを非表示/違反報告)
紗枝(プロフ) - 大神さん» こんばんわ。通知に紛れてしまい、反応が遅くなってしまいました。申し訳御座いません。お優しい言葉、言葉にならないくらい嬉しいです😊 これからも見守って下さると嬉しいです🥰🥰 (5月21日 22時) (レス) id: ed8861063f (このIDを非表示/違反報告)
大神(プロフ) - zmさんの小説を読んでから全ての作品を読ませて頂きました。どの作品も心に刺さりましたが、この短編集が特に好きです。こんなに自分好みの小説を書かれる方に初めて出会い、言葉にならないくらい好きです。これから応援しております。 (5月20日 12時) (レス) @page37 id: 48f5acd833 (このIDを非表示/違反報告)
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