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野球・政治・宗教の話はするなと。何故ですか？巻き込まれたくないからですか？巻き込むつもりなんてありませんよ。私はただ、自分の世界の話をしているだけです。せんせいと見た景色、食べた物、歩いた道の話をしているだけです。それを、宗教と言う言葉で片付けないで下さい。私は何も、悪い事はしていません。
「 せんせい、言われた通りに火を付けました。この後はどうすれば良いですか？ 」
渡された携帯電話の向こう側には、愛しのせんせいが居ます。せんせいの居ない世界は怖いと思っていましたが、大丈夫そうです。もう直ぐ私はこの不便な世界から、解放されます。
「 Aさん、良く出来ましたね。それでは次に、私の手配した車に乗って頂きます。近くに車が停まっていませんか？辺りをよく見て下さい。 」
せんせいに言われた事を守ります。近くに車がありました。
「 見付けました。 」
「 流石、Aさんです。それでは、乗りましょう。 」
せんせいに言われた通り、車の近くに行きます。すると、車の静かな音と共にドアが開きました。その中にはせんせいが居たのです。嬉しくて、息を飲みました。私はやはり、幸せ者です。
「 せんせい、会いたかったです。突然、離れて暮らす事になってしまったから、怖かったです。 」
「 Aさん、ごめんなさい。私の指示がないと不安でしたよね。でも、もう大丈夫です。Aさんを追い詰める怖い人達は、もうあの炎と共に消えました。Aさんは私とずっと一緒に居れば良いんですよ。さあ、此方においでなさい。 」
せんせいが腕を広げます。そこに飛び込みました。せんせいの匂いがします。温かくて、ホッとする匂い。せんせいは擽ったそうに身を寄せます。私はせんせいの顔に両手を添え、此方に引き寄せました。満月が私達を見ています。
口付けをしました。優しい口付け。そして、見つめ合います。せんせいの茶色い瞳は、私を虜にさせます。狡い人。こんなに私を夢中にさせて。これからもずっと、一緒に居ましょうね。
「 今月のお布施、忘れないで下さいね。神様はAさんの行いをよく見ていますよ。 」
「 勿論です、せんせい。私はとてもお利口なので、せんせいに逆らったりはしません。 」
下着が外れました。真っ暗な車内、荒い呼吸。全部、せんせいの物にして下さい。私から垂れる蜜だって、貴方の物。
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紗枝(プロフ) - ちびさん» こんばんわ。温かいコメント有難う御座います。本当に嬉しいです☺ " はくしき "とても思い入れのある作品です。そんな風に言って下さって、光栄に思います。これからも度々、覗きに来てくれると嬉しいです💐 (5月30日 3時) (
レス) id: ed8861063f (このIDを非表示/違反報告)
ちび - この短編集から貴方様の事を知りました。とても文が好きで文字の使い方が好きです。とくに「はくしき」が何か胸にもやっとくるような不思議な気持ちになりましたとても好きです😢✨これからも応援してます。 (5月29日 21時) (レス) id: b1c4d4a663 (このIDを非表示/違反報告)
紗枝(プロフ) - 大神さん» こんばんわ。通知に紛れてしまい、反応が遅くなってしまいました。申し訳御座いません。お優しい言葉、言葉にならないくらい嬉しいです😊 これからも見守って下さると嬉しいです🥰🥰 (5月21日 22時) (レス) id: ed8861063f (このIDを非表示/違反報告)
大神(プロフ) - zmさんの小説を読んでから全ての作品を読ませて頂きました。どの作品も心に刺さりましたが、この短編集が特に好きです。こんなに自分好みの小説を書かれる方に初めて出会い、言葉にならないくらい好きです。これから応援しております。 (5月20日 12時) (レス) @page37 id: 48f5acd833 (このIDを非表示/違反報告)
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