【HQ!!】千鳥山出身、烏野の脳VII【男主】

チーム関係 ページ36

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そんなことを話していれば、西谷がずっとコートに留まっているままの東峰先輩を発見した。
ムッ、と口角を下げた西谷。どうしたのかと尋ねるよりも先に「やっててくれ」と持っていたモップを僕に押し付け、ズンズンと大股で向かっていった。


なんだあいつ…と訳もわからないまま、押し付けられたモップを地面に滑らせて田中たちに合流する。
そのまま談笑しながら横一列に並びみんなでモップがけを行っていれば、進行先に西谷が仁王立ちしているのが見えた。

何か話しているところ悪いが、モップをかけたいからちょっと退いてもらいたい…そう声をかけようと近づいたところで、西谷が急に片足で地面を強く蹴った。えっなに怖い怖い。



西谷「強い方がコートに勝つ！これ当然です！！仲良しごっこやってる訳じゃないんすからね！！ポジション取ってスガさんとか縁下とか天野に申し訳ないってイジイジしてても仕方ないでしょ！！」



大方話の内容を把握する。なるほど、チームに戻ってきたばかりの俺がスタメンでいいのか…というお悩み相談であった。相変わらず気が小さい。



田中「これ教頭に見られたらまたなんか言われそう〜…。」


貴「ほら行ってきな縁下。」


縁下「え行くべきなのコレ…？？」


木下「ノヤに有る事無い事言われるより先に自分の口から弁解してこい。」



近くにいた二年で視線を交わし、田中が縁下の背中を押し出す。困惑した表情のまま縁下はえっとその、ともごもごしたまま飛び出していった。



縁下「俺、ずっとひたむきにバレーやってきた訳じゃないです。一度逃げ出したこともあったし…。」


西谷「心身共に強くなったら、正々堂々旭さんからレギュラー奪いますよ！！なぁ力！！」


縁下「エッ！！？別に俺そこまで言ってな、」


西谷「あぁその前にレギュラー奪われるとしたらポジション的に龍か！！」


田中「アァン？！！？じょっ上等じゃコラァかかかかかってこいや縁下コラァ！！！」


木下「………送り出しても有る事無い事言われてる…。」


貴「あちゃー……。」





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この夏休み中に作品のリメイク作業を行おうと考えております。過去作品が更新される場合がありますが(通知は行かないようにします)、話の内容は大きく変わる予定はありません。
もしよろしければ気が向いた時に読み返し等してくだされば幸いですって言おうとしましたがこの作品クソ長いので全然見にこなくてオッケーです。レッツ自己満足ﾋｬｯﾊｰｰ!!!

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